いつだったか、霞ヶ浦でバスプロが釣りをするテレビ番組を見ていたことがありました。
バスプロは中年男性だったのですが、クロックスのようなサンダルを履いて バスボートに乗っていました。
そして、その足元を見たときに私は衝撃を受けました。
白い靴下を履いていたのです。
全身黒っぽい釣り用のウェアで決めているのに、足元は何故か白い靴下。
それもサンダルを引っ掛けているのです。
完全に「近所をうろうろしている、だらしない格好をしたオジサン」的なセンスの服装です。
「なんでこのオジサン、白い靴下履いちゃったかな~」 と、独り言のように私が言っていると、たまたま近くに居た母も大笑いしていました。
それだけ、釣りをしない一般人から見ても、かなりおかしなオッサン感全開のファッションだったというわけでしょう。
この調子では、いくら魚が釣れても、使っている道具がカッコ良く見えないでしょうし、それを欲しがる人もあまりいないのではないでしょうか。
釣り具のアピールをするという釣り番組の主旨を、白い靴下一発でぶち壊してしまうとは、日本のオジサンのパワーは凄いものがあると思います。
「ちょっと、その靴下は」と、周りの人が注意したりすることはできないのでしょうかね。
まあ、もしかしたら過去に白い靴下を履いていた時によく釣れたとかで、験担ぎであり、本人も恥ずかしい格好であることは承知の上の勝負靴下なのかもしれないなどと無駄に深読みしてしまい、ちっとも番組の内容が頭に入ってこないのでした。
本当に釣り番組は、毎回予想外の角度から笑わせてきてくれて、なかなか面白いものです。