釣りにゃんだろう

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ワカサギがルアーで釣れる季節。

ワカサギ釣りというと、冬季に氷上や船から行われることが多いものですが、私は結構ルアーで釣ってしまっています。

 

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ワカサギがルアーでよく釣れてしまうのは、産卵期が近くの春先のことです。
この時期にはワカサギは接岸してきて、ワカサギの多い湖ではワラワラと無限にワカサギの姿が見られるものです。

私は、別にこのワカサギを狙って釣りをするわけではなく、ワカサギを食べようとしているトラウトを釣ろうとするわけですが、どうしてもワカサギが釣れてしまうことがあります。

 

こういった状況で、ルアーやフライを引いてくると、ワカサギがどんどん追いかけてきます。
追いかけてくるというよりも、着いてくるという表現がぴったりでしょうか。

ワカサギ釣りには集魚板を使った仕掛けもありますから、日頃からワカサギは群れで行動するものなのでしょうが、産卵期のこの時期は特に仲間に着いていく傾向が強いようで、ルアーやフライを仲間だと思ってしまうために、着いてきてしまうのではないでしょうか。

そして、そのまま着いてくるうちに、フックに接触してしまうワカサギもかなり居て、釣りたくもないのに釣れてしまうのです。

 

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そのままにしておけばトラウトが食いついたりするんじゃないか、なんて邪心も生まれてきてしまいますが、そのようなことは今のところないので、さっさとフックを外して逃がしてあげた方が良いようです。
ルアーに釣れたウグイなどにはトラウトが食いついてくることはありますが、ワカサギは小さすぎて針掛りするとあまり動かなくなってしまうので釣れないのでしょうか。
いずれにしても、ワカサギが可哀相ですから、変な期待は持たずにすぐに逃がしてあげるべきでしょう。

 

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このように、一生懸命釣っている時にルアーやフライにワカサギが掛かってしまうことは、時間の無駄であり煩わしいことなのですが、そう気を悪くする必要もなさそうです。

まず、ワカサギが釣れてくるほど沢山接岸しているのですから、トラウトも接岸している可能性も高く、ポイントは間違っていないと考えられます。
それから、ワカサギが仲間と間違えるくらいなのですから、それなりにルアーやフライは良いアピールが出来ている可能性が高く、トラウトも食いつくのではないかとも考えられます。

 

そんなわけで、ワカサギがルアーやフライで釣れてしまう時は、あと少しでトラウトも釣れる可能性が高いとも考えられるのではないでしょうか。
ワカサギが釣れてしまう時には、イライラしたりせずに、素早く丁寧にワカサギにひと言謝ってから逃がし、集中して釣りを続けるのが得策なのかもしれませんね。