釣りにゃんだろう

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田舎暮らしして消防団に入りたいか。

近頃、都会から地方に引っ越す人が増えているらしいです。
友人の兄弟が埼玉県で家を売っているのですが、昨年は過去最高益だったと言っていました。
それだけ、都会から埼玉などのような郊外に逃げ出す人は増えているようです。

こんな世の中ですから、釣りをする人の中にも、釣り場に近い田舎に引っ越したいと思っている人がいるかもしれません。
そして、そういった人なら郊外というような中途半端な田舎よりも、もっとド田舎に引っ越して釣りをしまくりたいと思う人も多いかもしれません。

しかし、そう単純に考えて引っ越してしまうと、ヒドイ目に合う可能性があるので注意が必要だと思います。

 

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例えば、これは有名な拾い画像ですが、日本のド田舎では、このような召集令状のようなものが当たり前に届きます。
回りくどい言い方をしているのがなんとも不気味ですが、要は「消防団に入ってください。答えは、ハイかイエスで。」というような内容です。

消防署が近くになく、本気で火を消す訓練だけしているのなら仕方ない話かもしれませんが、実際にはそうでもない所が沢山あります。

集まって酒を飲んだり、予算を使って旅行に行ったり、実態はただの馴れ合いみたいなことがよくあるようです。
そのくせ平日に訓練をすると言って呼び出したり(仕事を休めというのか?)、やたらと参加を強いられるそうです。

こんなことをしているのですから、そもそもガチな火事が消防団には消せるとも思えません。

このような集まりに強制的に入らせられるのが、日本のド田舎というものです。

 

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他にも、自治会婦人会だと、「入会の返事は、ハイかイエス」な組織は沢山あり、ド田舎では男女関わらずめんどうな会合に強制参加させられます。

こういったものは、建前上は入会を拒否することもできることにはなっていますが、拒否した場合には小さなコミュニティで生活していくのは不可能でしょう。
近所付き合いを密にとり「お互いを監視しあう」というのが、日本のド田舎の社会の仕組みですから、そこから外れてしまうと、何らかの迫害を受ける可能性がかなり高いからです。
日本の田舎は、未だに戦時中みたいな雰囲気を引きずっているのです。

 

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このような社会なのですから、若者が田舎に住みたがらずに都会に出て行ってしまうのは当然のことだと思います。
街育ちの人はこういった事実を知らずに、田舎を「ニコニコした優しい人達がのんびり暮らしている場所」などと思っているようですが、それは大間違いです。

表向きはニコニコしていても、裏では陰口をたたきあっていたり、そこら辺中で争いが繰り広げられていて、家に放火される事件や傷害・殺傷事件などが起こることも、そんなに珍しいことではありません。
人口に対する割合から考えてみれば、田舎の方が都会よりよっぽど事件が多いくらいかもしれません。

 

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ですから、ド田舎の集落に移住して釣りを楽しみたいのなら、「煩わしい団体に参加し、監視されながら集団から外れないように生きる」覚悟が必要だと思います。
それが嫌なら、人付きあいがなく暮らしやすい、そこそこの田舎で我慢するか、ポツンと一軒家のような、そもそも他人が近くに存在しない場所を選ぶしか方法はないと思います。