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クラブ史上最強の助っ人?ヴァンフォーレ甲府に元オーストラリア代表のボザニッチ選手が加入。どんな選手にゃんだろう?

かねてから噂のあったヴァンフォーレ甲府への元オーストラリア代表選手の加入

この度、メディカルチェックを終えて、正式に完全移籍での加入が発表されました。

ヴァンフォーレが獲得したオリヴァー・ジョン・ボザニッチ選手とは。

ボザニッチ選手28歳のMF。身長は177センチのレフティーの選手です。

ユース時代にイングランドに渡り、その後2010年までレディングFCなどイングランドでプレー。
2010年からオーストラリアのセントラルコースト・マリナーズFCでプレーした後に、2013年から2015年まではスイスのFCルツェルンへ。その後はオーストラリアのメルボルン・ビクトリーFCでプレーしていました。

ボザニッチ選手の実力は?

ボザニッチ選手は、元オーストラリア代表選手で、2014年のワールドカップブラジル大会に出場しています。ワールドカップに出場経験がある選手が、ヴァンフォーレ甲府に加入するのは、初めてではないでしょうか?

また、ボザニッチ選手は、オーストラリアのAリーグではマーキープレーヤーでした。
Aリーグには、サラリーキャップ制度があり、チームの選手全員の年俸の合計が、約1億6800円以下と決まっています。
しかし、各クラブ一人だけサラリーキャップ制度の制限から外れ、年俸を決めることができるマーキープレーヤーの保有が認められています
つまり、各クラブに一人しかいないスター選手のようなものでしょうか。

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Aリーグは、2008年に始まったばかりのリーグとは言え、ACLで2014年にウェスタン・シドニー・ワンダラーズが優勝するなど、近年躍進を遂げています
その中で、ボザニッチ選手はスタープレーヤーだったのですから、そこそこの実力者であるとみていいのではないでしょうか。

今年は、あの人は来ないの?

今季は吉田達磨監督を迎え、以前よりボールを保持する時間を増やし攻撃的な サッカーを模索するヴァンフォーレ甲府
現在のところ、1勝2敗1分けという成績ですが、まだまだそんなに悲観するような内容ではありません。

ヴァンフォーレは毎年のように、攻撃的なサッカーへの転換を模索しますが、上手く機能しないと判断すると、現実的な守備的なサッカーに戻し、毎年J1に残留しています。
気づいてみれば、今年で5年連続のJ1予算規模や選手層から考えれば、かなりの偉業だと思います。

甲府が現実路線に切り替える時に、近年必ず現れる人がいます
ブラジル人のマルキーニョス・パラナ選手です。
マルキーニョス・パラナ選手は現在39歳のMF。
2007年にジュビロ磐田でプレーしたのが初来日。その後はクルゼイロなどブラジルの1部リーグで主力選手としてプレー。

2013年に4月に、「ちょっと今年もヤバイよ」という状態になったヴァンフォーレ甲府に加入。無理をせず現実的なパスを出すスタイルで、チームに落ち着きをもたらし、J1残留に貢献しました。

2014年シーズンで一度退団しますが、2015年の3月末「やっぱり今年もヤバイかも」という状態になった甲府に加入。チームを残留に導きます

2015年シーズンで退団しますが、2016年の7月「やっぱり今年もピンチ!」という状態の甲府に加入、もちろんチームはJ1に残留しました。

このように、ヴァンフォーレ甲府の近年のJ1残留の歴史は、マルキーニョス・パラナ選手と共にあると言っても過言ではないでしょう
しかし、今年は今のところ、まだパラナ選手を呼ばなくてはならないほど、ヴァンフォーレ甲府がピンチとは思えませんね。
それにパラナ選手も、39歳です。真面目にサボらず地道に頑張る選手ですが、年齢を考えると、いつまでも頼るわけにはいきません。

今年こそ、ヴァンフォーレ甲府は、パラナ選手から卒業し、新しいスタイルのサッカーを築き上げられるでしょうか。