剣道をやっていた人と話していたら、竹刀を振る時には、右利きの人だったらグリップの下側にくる左手の力をメインにして振るものなのだと教えてくれました。
この話を聞いて、私は釣りと同じなのだなと思いました。
フライフィッシングのダブルハンドロッドで水面を使ったキャストをする時には、右利きの人なら、グリップの下にくる左手の力が9割くらいの感じでキャストすると上手くいくとされています。
ヘタクソな私なんかは、ちょっと焦ったり力んだりすると、ついつい右手に力を入れて振ってしまいがちですが、これは間違っていることのようですし、かなりカッコ悪いことのようです。
きっと剣道でも、右手を使い過ぎていると、ダメだと言われたり、矯正されたりするのではないでしょうか。
釣りにも剣道にも共通しているということから考えてみると、人間が長い棒を振る時にアンダーハンドの引きつけが大事ということは、身体の構造と動きに基づいた間違いないことなのでしょう
ルアーフィッシングにしたって、長めのロッドで両手で投げる時には、右利きの人なら左手をギュッと身体に引きつける動作が大事なことは変わりません。
これができない人は、効率的にロッドを曲げて振ることはできませんし、他人に見られれば「あまり上手じゃない人だな」と思われてしまいます。
このように、釣りの正しい動作というものも、スポーツと同じように、ちゃんとした理屈があって成り立っているものなのでしょう。
たまに、自己流のキャストをしたり、めちゃくちゃな釣り方をする人がいますが、そういった人はスポーツでいったら、見た瞬間に素人だと思われるような、かなりカッコ悪い人達だと思います。
そうならないためにも、どんな釣りをするにしても、まずは基本的な正しい動作を学ぶべきでしょう。
まあ、学ぶだけの知能がないから、恥ずかしい釣り人になっているのかもしれませんがね。