ちょっと前に、オーナーばりが提供のテレビ番組で、村田基氏が鹿島槍ガーデンで釣りをしていましたが、ちょっと危険な発言をしていましたね。
イトウを釣ると、「これが海に降ったものは海イトウ…」というようなことを言って、海でイトウを釣ることを示唆していたのです。
実際に過去には、他の番組か何かで村田氏が海でイトウを釣る取材もあったそうですから、そういった釣りをしていたのは確かなことなのでしょう。
以前にも書いたと思いますが、海でイトウを釣ることは、一部の人々からはかなり問題視されています。
数が少ない希少な魚の、その中でも大型になるさらに希少な個体を、釣った魚へのダメージが川で釣るのとはケタ違いに大きくなるサーフで釣るという、どう考えても問題のある釣りだからです。
このように考えているのは私だけではなく、魚をできる限り減らさずに釣りをしようと考えている人や、魚の保護をしている人など、世の中には沢山いることでしょう。
ですから、「別に法律で決まっているわけじゃないからいいもんねー」などと海でイトウを釣ってしまうと、沢山の人から反感を買ったり、揉め事に発展する可能性が高いです。
よく「雷魚釣り愛好家が、雷魚を殺すような釣りをしている人のタックルを破壊した」などという話がありますが、川でイトウを釣っている人がおとなしいからそういったことがないだけで、同じくらい怒っている人は沢山いると思います。
まあ、どちらも結局は魚を釣っているのですから、どちらが絶対に正しいとは言えないとは思いますが、このように海でのイトウ釣りは、かなりグレーな微妙な釣りだと言えると思います。
村田氏のように、そういった釣りをすることをテレビで発言してしまえば、沢山の人から反感を買うことになるでしょうし、場合によっては提供している会社などにも苦情がきたり、不買運動をする人だって出てくるかもしれません。
つまり、今時の言葉で言えば、海イトウは炎上案件なのです。
近頃は、釣り具メーカーの人やYouTubeをやっているような人なんかも、海でイトウを釣る様子を盛んに発信しているようですが、そういったこともなかなか危険でしょうね。
沢山の釣り人達から反感を買うでしょうし、少なからず炎上もするでしょうし、今後の業績や収益にも影響が出ることもあるでしょう。
海イトウを釣ることが良いことか悪いことかという以前に、ああいったグレーな釣りをしていることを発信することで得をすることは何もないわけです。
ちょっとでも物を考える頭があるなら、海でのイトウ釣りの様子を発信するのはやめておいた方が賢明なのではないでしょうか。
まあ、ちょっとでも物を考える頭がないから、すでにそういうことをしてしまっているのかもしれませんが…