大雨で大増水して川が泥々に濁ってしまうと、当然釣りはできませんから困ってしまいます。
川の上流にダムがあって放水し続けたりした日なんかには、なかなか川の濁りがとれずに、雨が止んでからも2週間くらい釣りができないなんてことはよくあります。
私はこんな時には、どうせ釣りができなくなるのだったら、もうとことん増水して濁りまくってくれと思ってしまいます。
濁って誰も釣りができなくなれば、禁漁期に入ったのと同じようなものです。
この期間が長ければ長いほど、魚のスレ具合が解消されて、次に釣りをした時にはフレッシュな状態の魚を釣ることができるでしょう。
それに、大増水すると当然魚は移動しますから、これまでそのポイントに居なかった魚が、新たに入ってくることも多いです。
昔から川の濁りがとれ始めた瞬間は絶好のチャンスだと言われていますが、酷い長期間の濁りだった時ほど、このチャンスは大きくなると私は思います。
実際に、洪水ちょっと手前というような大増水と酷い濁りの後には、私も良い魚が釣れたことは多いです。
どうせ釣りができないのなら、2週間でも1ヶ月でも、釣れなくてもいいから濁りまくってくれ。
増水した時には、そう願ってしまうくらい、大きく構えていた方が、結果的には良い魚が釣れるのではないでしょうかね。
長雨も台風も、余程の大災害にならない限りは、結局は釣り人の味方になるのですから、雨が降らずに川が干上がるよりかは100%マシなはずです。