釣りにゃんだろう

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ダブルハンドロッドの値段が高いのはおかしい。

フライフィッシングをする人なら、誰もが一度は思ったことがあるのではないでしょうか?
「ダブルハンドロッド(ツーハンドロッド)の値段は、どうしてあんなに高いのか?」
今回は、この問題について考えてみましょう。


ダブルハンドロッドはなぜ高いのか?

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ダブルハンドロッドは、シングルハンドロッドよりも長いので、当然材料が多く必要になります。
ブランクもより長く、ガイドや継ぎ目の数も多く、それらを加工する手間も増えます。

というわけで、シングルハンドロッドよりもダブルハンドロッドは、ぐんと高い値段にならざるを得ないわけです。

というのが、普通に考えられる理由なのですが、他の釣りのロッドの値段などと見比べてみると、どうにも納得がいかないものです。

たとえばルアーロッドは、長さでそんなに値段が変わらないのではないでしょうか?

ちょっと同じシリーズのロッドの6フィートのロッドと10フィートのロッドの値段を比べてみると、差はそこまでないものです。
これは、フライロッドのシングルハンドロッドとダブルハンドロッドの長さの差と、大して変わらないはずのものですが、フライロッドほどの価格差はないのです。

 

あまり売れないからか?

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もしかしたら、シングルハンドロッドよりも売れる本数が少ないから、ダブルハンドロッドを高くせざるを得ないのかもしれない。
とも思えるのですが、釣り場を眺めていても、現在では決してそんなことはなさそうです。
シングルハンドロッドよりも、ダブルハンドロッドやスイッチロッドの方が売れているのではないか、というくらいとても普及しているものです。

 

しかし、これは現在のことで、何十年も前なら、フライフィッシングをしていても、ダブルハンドロッドを持っていない人は沢山いたのではないでしょうか。
ここにダブルハンドロッドの価格が高い理由がある気がするのです。

あまり普及していない物を売る時に、始めに高い値段をつけてしまえば、消費者は「こういう値段のものなのか」と思い、あまり疑問を抱かずに買うことがあるのではないでしょうか。
それが流行し始めているような物なら、尚更高い値段でも飛び付く可能性が高くなる気がします。

このような消費者の習性を上手く利用したのが、ダブルハンドロッドの値段だと思うのです。

 

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あまり普及していないダブルハンドロッドを流行らせ、それにシングルハンドロッドよりも大きな利益が出る値段をつける。
それでも、消費者は「こういう値段のものだ」と受け入れてどんどん買う。
ロッドを売った人は、大儲けの大成功。

こういった仕組みで、ダブルハンドロッドの値段は高く設定された可能性もあるのではないでしょうか。

 

こういった金儲けの作戦は、フライロッドの世界だけでなく、釣り業界全体に蔓延している気がします。

次から次へと、ちょっと目新しい釣り方を流行らして、それ専用の道具や用具を高く売り出す。これはもう、釣り具の世界の基本的な仕組みとなっているのではないでしょうか。

現代の釣り具の世界というものは、なんだかとても卑しく、浅はかで、心の貧しいもののような気がしてなりません。
ダブルハンドロッドの、ちょっとぼったくりくさい値段を見てにも、そんな面が垣間見られる気がしてなりません。