今の時代、雑誌というものは年々姿を消していっていますし、釣り雑誌も昔と比べると随分と減ったものです。
私が子供の頃には、毎月有名タレントが表紙に起用されているロッド&リールなんていう、かなり勢いのありそうなルアー雑誌もあったわけですが、そんなものも、もうかなり昔に廃刊になってしまいました。
また、同じ会社から出版されていたフライロッダーという雑誌も廃刊になっています。
というよりも、ちょっと調べてみたら、その出版社自体が潰れていたようで、時代の流れを感じてしまいます。
しかし、つり人社から発売されている、フライフィッシャーという雑誌は生き残っていますから、フライ雑誌は絶滅状態ではないようです。
こうなっているのは、つり人社という会社が老舗で体力があるからなのかもしれませんが、それにしてもこれだけやっている人が少ないマイナーな釣りの専門誌を、全国の書店で売る規模で出しつづけているとは、ちょっと驚きですよね。
他の釣りと比べると、フライフィッシングをやるような人の中には、本や雑誌を読む習慣がある人が沢山いますから、今でもそれなりに売れて存続できているのかもしれません。
こう考えてみると、釣り雑誌で最後まで残るのはフライフィッシングの雑誌なんてこともあり得るのではないでしょうか。
とは言っても、この状態を支えている読者も高齢化が進んでいますし、そう遠くない日に終わりがくるものだとは思いますが。