釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

ドラマ釣り刑事と釣り人の厳しい視線。

 以前、釣り刑事という、中村梅雀主演の2時間サスペンスドラマがありました。
現在でもBSチャンネルなどでよく再放送されていますから、見たことのある方も多いのではないでしょうか。

このドラマは、中村梅雀演じる奥多摩でペンションを経営する元刑事が、石川梨華演じる元後輩の刑事に頼られ、釣りに関する知識などを利用して、強引に事件を解決してしまうというストーリーです。
最後には犯人を追い詰めて「はい、釣れました」と言うのが決まり文句という、ちょっとシュールなものとなっています。

 

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どれくらい強引かというと、例えば、フライフィッシングをしている最中に殺されたと思われる死体が使っていたフライが、そのポイントでは釣れないものだったから、死体が移動されたものだと断定したり、釣り好きの犯人をおびよせるために、嘘の釣り大会を開催し無事に犯人を確保したりしてしまいます。

劇中の出演者の釣り具の扱いなどを見ていても、おかしなことばかりで、とにかく実際に釣りをする人が見ると、違和感と突っこみどころが満載です。

おそらく、このドラマは釣り刑事とは言っても、本当に釣りに詳しいような人は製作に関わっていないのではないでしょうか。

 

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同じように自然を利用して事件を解決するサスペンスドラマとして、昆虫巡査というものが昔ありました。

こちらは、原作者の方がミュージシャンでありながら釣りなどの自然に関する造詣に深いという人でしたので、釣り刑事よりは綿密に自然が描かれていたと思います。

やはり、どんなことでも良く知らない人が無理矢理ドラマなどにすれば、おかしなものになってしまうということなのでしょうか。

 

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こんな風に、どうも私は、テレビや映画や小説などの釣りに関する表現を、厳しい目で見てしまうのですが、これは釣りをしている皆さんもありがちなことなのではないでしょうか。

釣り番組のように釣りの知識を伝えるようなものでもないのですし、多少おかしくても気にする必要はないのかもしれませんが、やはり自分が打ち込んでいることが、へんてこに取り上げられていると、ちょっと我慢できないというところがあるのかもしれませんね。

なんだか心が狭い気がしてならないですから、止めようとは思うのですが、どうしても気になってしまいます。