釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

「釣り百景」の異常な退屈さはどこからくるのか。

私は、テレビの釣り番組を見て粗を探して突っ込むのが趣味なのですが、今最もつまらないと思っている番組は、「釣り百景」というシマノが提供の番組です。

どうつまらないかと言うと、とにかくこの番組は異常に退屈なのです。
この番組を見ることは、1時間の放送時間内に何度もチャンネルを変えたくなるのを我慢して完走するという、私にとっては修行のような時間です。

 

どうして、それだけ退屈なのかと考えてみると、釣り番組として内容が薄いからだと思います。

釣りをしている期間は他の30分の釣り番組と同じ2日程度なのに、それを1時間番組にしているため、どうしても実釣場面がスカスカになります。

それを補うために、観光情報や魚についての解説を挟むのはまだいいのですが、やたらとタックルについて語る時間が多いのです。

釣り場で使っている時ではなく、いちいち別撮りしたタックルについて説明する場面が必ずあります。

 

bs.tbs.co.jp

釣り具会社がやっている番組なのですから、釣り具の説明=宣伝であり、やたらと最新の物を誉めるだけであり、余程のシマノ信者ではない限り、見ている側はうんざりする場面でしょう。

しかも、こういったタックル談義を、出演している釣り人達が座って長々とすることも多々あります。
おっさん二人がゲラゲラと下品に釣り道具の話をしているのを見て楽しいと思う人が、この世界にいるのでしょうか。

私のように修行を積んでいる人以外は、そんな場面になったらとりあえずチャンネルを変えると思うのですが。

 

そんなわけで、この番組を最後まで見るには、かなりの忍耐力を必要とします。
放送されるのは夜10時からなのですが、1日の終わりにこのような苦行を味わうのは、なかなかしんどいものです。

しかし、考えてみれば、釣りをするということも我慢の連続ではありませんか。
こういった退屈さを我慢することも、釣りをするための精神力を養うためのトレーニングになるかもしれません。

そういった意味では、この退屈な番組を見続けば、釣果アップに繋がる可能性もなくはないのかもしれません。