釣りには、あれこれと細々とした物が必要になってくるものですが、私が欠かせないなと思う物の一つに、熱収縮チューブがあります。
熱収縮チューブとは。
熱収縮チューブとは、熱を加えると劇的に収縮する樹脂製のチューブです。
このような物を何に使うかというと、アシストフック、シングルフック等の軸に通して収縮させてライン取り付け部分を保護・補強したり、フライラインのループ自作や補強、フライライン同士の接続に使うことができます。
これらの用途では、他の物で代用するということは、あまりできないものなので、熱収縮チューブは釣りには欠かせない物といってもよいでしょう。
熱収縮チューブの選び方・収縮のさせ方。
このように熱収縮チューブを釣りで使う場合には、選び方や収縮のさせ方に、ちょっとしたコツがあります。
まず、熱収縮チューブは、釣り具屋で売られている物を選んだ方が良いです。
100円ショップやホームセンターなどでも売られていますが、これらの物は配線用などのためか、釣り具屋で売られている物よりも、厚いことが多いです。
こういった物を、釣りに使うと、使用した部分が太くなりすぎたり、充分にフィットしないことがあります。
少し割高になったとしても、釣り具屋さんで売られている薄い物を買った方が安心です。
それから、収縮させる時にも、ちょっとだけ注意が必要です。
熱収縮チューブは、ドライヤーの熱風を当てる、お湯につける、ライターなどの火を近づけて熱する、半だごての軸で熱する、などの方法で収縮させることができます。
この時に、どの方法でも熱を加えすぎると、収縮チューブ以外のラインなどの部分が痛んでしまうことがあります。
熱くなる方法ほど、効率よく一瞬で収縮させることができますが、それだけ注意も必要になります。
フライライン同士を合体させる時は、ラインが溶けるまで熱を加えますが、それ意外の時は、ラインが溶けたり燃えたりしないように、注意しながら少しずつ熱を加えるようにしましょう。
以上のように、熱収縮チューブは、釣りには欠かせない便利グッズです。
しかも、これを収縮させるのは、なんとなく気持ち良かったり、楽しかったりもするものです。
この快感をまだ味わったことのない方は、シングルフック・アシストフックの自作やフライラインのループ自作などに、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。