忠類川のシーズンの移り変わり。
車をひたすら道東へ走らせている間に、タックルや釣り方について説明したいと思います。
まずは、有効利用調査開催中のシーズンのターゲットの移り変わりについてです。
開始直後の8月初旬はカラフトマスが居るか居ないかといった感じで、お盆の頃から増えてくることが多いようです。
8月終わりから9月初旬にかけて、サケが混ざってきます。
10月に入ると、ターゲットはほぼサケだけとなります。
というわけで、フレッシュなカラフトマスを釣りたかったら8月、サケとカラフトマスを両方釣りたかったら9月、サケをメインにしたいなら10月、雪の中で釣りを楽しみたかったら11月。
と言えると思えるのですが、年によって季節や遡上の進行具合や、魚の遡上量は違ってくるので、一概には言えないのかもしれません。
公式のFacebookページでは、期間中毎日、前日の釣果情報が発信されているので、参考にしてみましょう。
タックルについて。
フライフィッシング
ロッドは、シングルハンドなら8~10番くらいが良いでしょうか。
また、このパワーから想定できる番手のスイッチロッドやダブルハンドロッドも便利です。
とにかくサケを釣るパワーのあるロッドなら、なんでも良い気がします。
カラフトマスが多い時期かサケが多い時期かでも、ロッドに必要なパワーは変わってくると思います
ラインは、流れの強い川で、とにかくフライを底を流すことを第一に考えます。
タイプ4のシンキングのラインあたりが良く利用されているようです。
それよりも沈みの遅いラインでも、重いシンクティップをつけたり、ガン玉をかませば、底を流すことはできます。
ラインの好みは人それぞれだと思いますから、とにかく底を流せるようにと考えてみて、準備してみれば良いのではないでしょうか。それでダメな時は、格好つけずにガン玉を着けちゃいましょう。
テーパーリーダーは特に必要なく、フロロカーボンかナイロンの12~20ポンドのモノフィラメントラインを、1メートルほどフライラインの先に付けます。
これは、フライフィッシング用の物を選ぶ必要はないでしょう。
もっと性能が良かったり、経済的なラインは、ルアーやエサ釣り用の物に、いくらでもあります。
フライは、#4くらいのゾンカーが定番のようです。川底を流すので、根掛かりや針先の曲がりは避けられないので、できる限り大量に作っていきましょう。
リールは、ディスクドラグの強力なものが良いのは、言うまでもありませんが、まあ最悪手で止めれば良いのですから、高価なものを新調する必要はないと思います。
ルアーフィッシング
ロッドは、7~9フィートでバットの強いもの。
ラインは、14~20ポンドくらいのナイロンラインが良いでしょう。
カラフトマスが多いかサケが多いかで、このあたりのパワーの物から好みのロッドを選びましょう。
ルアーは、7~14グラムくらいのスプーンがメインとなります。ミノーも有効なこともあります。
タコベイトなどは、つける必要はありません。
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釣り方。
釣り方は、エサ釣りでもルアーフィッシングでもフライフィッシングでも、基本的には同じことをやっているのだと思います。
サケやカラフトマスの居る川底を、流れに乗せて流すということが基本なのではないでしょうか。使っている道具が違うので、ロッドやラインの操作方法は違ってきますが、目的とするところは同じはずです。
ですから、フライにしてもルアーにしても、まずは底まで沈めることを考えて、流れを計算してキャストします。
底に着いたら、後はリトリーブはせずに、ラインを張らず緩めず、底を転がり流れるようにロッドとラインを操作します。
コロコロ、コンコンと底石に触れて転がっていく途中、魚が食いつけば、フッっとラインが止まったり入ったりするので、軽く合わせてみましょう。
何も起きなければ、下流に流れきってラインが張り、フライやルアーが浮いてくるので、もう一度キャストし直します。
同じ流れの中でも、サケは流心、カラフトマスは流心脇に定位していると言われています。
それでは、こんな薄っぺらな知識がありませんが、次回は実際に釣りをしてみましょう。