釣りにゃんだろう

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釣りのトラブルを楽しめるか。

釣りには、向いている性格の人と、向いていない性格の人がいると思います。
その人が釣りに向いているのか考える時に、トラブルを楽しめるか?という点が大事なのではないか、と私は思います。


釣りにトラブルはつきもの。

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人には、何か不測の事態(トラブル)が起こった時に、パニックになったり怒ったりイライラする人と、しょうがないなと笑いながら解決に向けて落ち着いて努力できる人の、二種類がいると思います。
緊急事態ほど、その人の人間性が表れるものでしょう。

釣りには、こうした人間性が試されるようなトラブルがしょっちゅう起きます。

急激な天候の変化で予定が狂ったり、車が故障したり、初心者がロッドを水中に沈めてしまったり。

このようなことが起きた時に、いちいちイライラしていたのでは冷静に対処できませんし、釣りを楽しむことができないでしょう。

不測の事態を楽しむくらいの余裕がある人こそが、釣りには向いていると思います。
実際に、釣りをよくする人には、ピンチでも笑って解決できるような人が多いと思います。

 

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例えば、私は外国に釣りに行き、舟のエンジンが停止して漂流したり、舟が沈みかけたり、車が真夜中にオオカミやクマのいる森の中でスタックしたり、車ごと川のど真ん中で沈みかけたりしたことがあります。

そのような時に、一緒にいる釣り人達は、誰一人として怒ったり騒いだりはしませんでした。
多少焦ることはありましたが、基本的に「ヤバイな、ハハハ」と笑って協力し合いながら危機を乗り越えてきたものです。

 

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こうした場面で、傲慢でトラブルを楽しめない人だったら「金を払ってるのに、どういうことだ!」なんて怒り出すようなこともあるかもしれません。
そういった人は、危機的な状況では邪魔なだけですし、居てもらっては困りますし、やはり釣りという不測の事態がつきものの、自然の中で行う活動には向いていないのではないでしょうか。

こういったタイプの人は、私の偏見かもしれませんが、やはりちょっとお金持ちの日本人などに多い気がします。
現場の人や同行者にも、とても迷惑なタイプの釣り人ですから、正直釣りには行かない方が良いのではないかと思ってしまいます。

 

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このように、どんなピンチでも笑って解決できるような心構えや性格が、釣りには必要だと思います。
逆に釣りを続けていれば、そのような人間になれるとも言えるのかもしれません。
釣りは、自分を余裕のある大人に育ててくれるものでもあるのかもしれませんね。