釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

旅行と旅は違う。

私は昔から、旅行と旅は違うと思っています。
旅行というものは、どこに泊まって、いつ帰ってくるか、あらかじめ決まっているものでしょう。

それに対して、というものは、毎日どこに泊まるかとか、いつ帰ってくるかは、決まっていないものだと思います。
興味深い場所があったとか、面白い人と出会ったとかいった途中の事情で、いくらでも予定が変わり、いつ家に帰ってくるのか自分でも分からないのが旅というもののはずです。

 

 

ですから、私の中の定義に従って考えれば、世の中の多くの人が、休日に数泊でどこかに出掛けているのは旅行であり、旅ではありません。

どこか遠くに釣りに行くにしても、旅行の場合と旅の場合があると思います。

釣り旅行は、どこに釣りに行き、どこに泊まり、何日に家に帰ってくると、しっかりと計画が決まっているものです。

それに対して、釣り旅は、どこで釣るかはその時の状況で自由に決め、いつ家に帰るかも自由というものです。

 

 

釣りというものは、自然の中で行うものですし、現場に行ってみないと分からないことだらけです。

魚を釣るためには、場所を変えた方が良いこともありますし、状況が変わるまで一週間くらい待つ必要があることもあります。

こういったことに、釣り旅行だと対応できないことがあり不利でしょうし、あまり釣れないことが多いでしょう。

それに比べると、釣り旅なら、好きな場所に変えられ、ある程度は好きなだけ待てるのですから、良い釣りができる可能性があるはずです。

 

 

こう考えてみると、釣りというものは、旅行とは相性が悪く、旅向きのものだと思います。

ですから、釣りは観光旅行のように、なんでもかんでも予定を決めてするものではないでしょう。

完全に自由きままな旅というものは、お金や仕事の都合でなかなか難しいかもしれませんが、臨機応変に移動できたり、何日かは帰りの日にちを変えられるくらいの余裕は持ってでかけるべきだと思います。