最近、暇潰しに渓流でイワナを釣っていたら、口吻が両側ともとれかかっている魚が釣れました。
魚体は完璧で美しいのですが口がボロボロで、そこだけが残念なのです。
なんとか口が少しでも綺麗な側を選び寝かして、ボロボロ具合が分かりづらい角度で写真を撮りましたが、それでもこれで口も綺麗だったらなと残念な気持ちは残りました。

傷の付き方を見てみると、おそらくルアーのバーブ付きのトレブルフックを咥えて、それを乱暴に外された魚だったのだと思います。
大きな魚なら、こういった釣り方をされても、口の片側が傷つくだけで済みますが、イワナのような小さな魚だと、一発で口全体がボロボロになってしまうのでしょう。
これでは、リリースして死んでしまう可能性が高くなりますし、生き残っても口がボロボロの美しくない姿になってしまいます。
やはり、魚をリリースする釣りをするのなら、トレブルフックは使うべきではないでしょうし、それは特に魚の小さな渓流では徹底するべきでしょう。
ところが、困ったことに市販されている渓流用のルアーには、未だにトレブルフックが付いている物が多いです。
魚を釣って持って帰って食べるなら、そういった物で釣りをしても良いでしょうが、そうではない人の方が多いくらいの時代なのですから、いい加減そろそろ渓流用ルアーにトレブルフックを付けて売るのは止めるべきだと思います。