釣りにゃんだろう

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頭にタオルを巻いて釣りをしたって良いではないか。

ちょっと前に大きな川で釣りをしていたら、対岸の方に頭に白いタオルを巻いた釣り人が現れました。

身のこなしを見ていると結構若い人のようで、身軽に岩の上を渡り歩き、ルアーをキャストしていました。

その動きからは釣り場を目の前にして、なかなか魚が釣れない焦りのようなものも感じられましたが、若い人がそんな風に夢中になって釣りに打ち込んでいる姿は、爽やかでとても良いものでした。

 

 

昔は、頭にタオルを巻いた若者がよく釣り場に居たものですが、近頃はあまり見かけなくなった気がします。
今でも、海に行けばそんな若者もいるかもしれませんが、川なんかではそんな身軽な感じの若者は滅多に見かけません。

実際に、今回頭にタオルを巻いた若者を見かけ後に、私が釣りをしていた近くに現れたのは、完全装備といった出で立ちのおじさんでした。

クマ避けグッズやウェーディングスタッフをジャラジャラと取り付けた重そうなベルトを巻き、高価なウェーダーとベストを着用して、銘木が使われているようなネットを背中からぶら下げ、カスタムメイドのルアーロッドを持ち、タバコをふかしながら川を歩いていきました。

 

 

こういった、釣り雑誌とかメーカーのブログや動画に出ている人そっくりな格好をしている釣り人って、カッコいいと言えるでしょうか。

私は、全くカッコいいとは思いませんね。
いかんせん釣り業界に影響を受け過ぎですし、とにかくやり過ぎで、なんだかコスプレみたいで恥ずかしくないでしょうか。

それに比べて、タオルを頭に巻き、身軽に岩の上を渡る若者は、過剰に気取ることもなく、自然体でなんとカッコいいことでしょうか。

 

 

やたらめったら釣り具メーカーの影響を受けて、ガチガチの完全装備をしている人は、冷静に見てみれば、とても恥ずかしいものだと思います。

どんなスタイルで釣りをするかは、その人の自由だとは思いますが、わざわざ他人から笑われるような格好をしなくても良いのではないでしょうか。

ああいった完全装備の格好の人は、ごく一部の同じような格好をした人達以外からは、「うわぁ」と白い目で見られていますし、影では笑われているものなのですから。