昔、岡本真夜という人が「涙の数だけ強くなれるよ」と歌っていましたが、これは釣りにおいても大事な言葉だと思います。
釣りは、魚が思い通り釣れないことが多いですし、泣きたくなるような酷い目にもよくあいます。
しかし、この釣れなくて泣きたくなる時ほど成長のチャンスなのです。
どうして釣れなかったのか分析し、新たな対策を練れば、それだけ釣りのレベルがアップするからです。
いつでも適当に何をやっても釣れてばかりいたら、釣りは上達しないでしょうし、涙があるからこそ上達するのでしょう。
思い返してみれば、私は子供の頃はろくに魚が釣れませんでした。
しかし、あの頃の経験も決して無駄ではなかったのかもしれません。
釣れなかったことで、いくらか学ぶことができたのですから。
近頃は、子供の頃よりはずっと魚がよく釣れるようになってきました。
時折「あの頃があったから、今があるのだ」と遠い少年時代を思い返したりしながら魚釣りをしてばかりいます。