釣りにゃんだろう

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フライフィッシングのティペットぼったくり説。

私は、たまにフライフィッシングをしますが、ティペットという物を買ったことが一度しかありません。
それは小学5年生の時に、フライフィッシングを初めてしてみた時に、「本に書いてあるから必要なんだろう」と思い、上州屋でバリバスか何かのを買ったというものでした。

それからずっと継続的に釣りを続けているわけではありませんが、何十年かで一度もティペットを買っていないのです。
どうしているかと言うと、ルアー用のフロロカーボンラインを買ったり、適当なラインの巻いてあるスピニングリールのスプールを釣り場に持っていき、そこから使ったりしています。

 

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こういったルアー用のラインが、フライのティペット用のラインより、強度や耐久性の面で劣るということはないわけですし、むしろ様々なタイプや使い心地のラインがあり、ティペット用の物より選択の幅が広く便利です。

そんなわけで、何十年かティペットを買う必要がなかったのですが、先日ふと釣り具屋さんでフライのコーナーを眺めていたら、ティペットを見て驚いてしまいました。
なんだか、えらく値段が高いものではありませんか。

ティペットというものは、30メートルやそこらのラインを、小さなボビンに巻いてあるだけのものなのに、ルアー用のラインと比べると随分割高だったのです。

 

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それだけルアー用のラインより優れているかと言えばそんなわけはないわけで、これならやはりルアー用のラインを買って、30メートルくらいを適当な物に巻いて釣り場に持っていくのが一番お得なはずですし、渓流なんかで釣りをするならダイソーのハリスでも問題ないわけです。

このような値段の差からは、「フライのティペットは、ぼったくりだ」と言えそうですが、おそらくそうせざるを得ないのだと思います。

日本でルアーのラインが売れる数と、フライのティペットが売れる数を比べたら、とんでもなくティペットが売れる数の方が少ないはずです。
ですから、「少ない客から高くとる」という手法でしか利益を得ることができないのでしょう。

 

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「このような状況の日本のフライフィッシング業界を支えていきたい」と思われる方は、どんどんルアーのラインと比べると割高なティペットを買ってあげた方が良いのではないでしょうか。

私は日頃から「くだらないことばっかりやって…」と思っていて、応援する気はゼロですから、これからもティペットはできる限り買わずに、適当にルアー用ラインの切れ端で魚を釣っていきたいと思っています。