釣りにゃんだろう

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「タイムカプセル保存失敗」から考える、プラグやワームのヤバさ。

たまに小学校や中学校などで、卒業時にタイムカプセルを埋めてみたものの、掘り起こしてみたら、箱がボロボロに崩壊していて、中に入れていたものも破損していたということがあるそうです。

こういった「タイムカプセル保存失敗」の多くは、缶などの金属製の箱に入れた時に起こっているようです。
缶などの金属は、地中では簡単に劣化しボロボロに穴が開いてしまうからです。

 

缶はなんとなく丈夫な物のような気がしてしまいますが、地中での長期保存には向かないものなのですね。
缶のような箱よりは、普通のプラスチック製のケースに入れた方が、タイムカプセルとしてはずっと良いということなのでしょう。

このような出来事から考えてみると、釣りで根掛かりして水中にプラスチック製のプラグやワームといった物が遺されるのが、いかに環境に良くないかが分かる気がします。

 

釣り針などの金属は、地中の缶と同じように水中でも分解されやすく、そこそこなくなりやすいものでしょう。
しかし、プラスチック製のルアーなんかは、どれだけ月日が経ってもしっかりと分解されず、環境に影響を与え続けるのではないでしょうか。

よく「○年後には海の中の魚の量よりも、海中のプラスチックの量の方が多くなる」などということが言われていますが、プラスチックを多用する釣りも、少なからずそれに加担しているということなのでしょう。

 

「オレはバリバリ環境破壊してやるぜ!」というスタンスで釣りをするのだったら気にする必要はないのかもしれませんが、ちょっとでも環境の事を考えるのだったら、プラスチック製の物を使わないとか根掛かりさせないとか、釣りの方法に気をつけるべきなのかもしれません。