昔は、釣り人の中には気に入らない魚が釣れた時に、魚を踏んだり蹴ったりして逃がしていた人が結構いたそうです。
私は、どうしたらそんなに生き物に酷いことができるのか不思議で仕方ありませんし、犬や猫を虐待するのと同じレベルの罪深いことだと思います。
まあ、それでもさすがに今時そんなことをする人はいないだろうと私は思っていたのですが、数年前に湖で釣れた魚を蹴って転がして逃がしている人を見かけたことがあります。
世の中にはまだまだ酷いことをする人がいるものだと、ガーン!と衝撃を受けてしまいました。
私が知っている人には、とても釣れた魚に優しい人がいます。
一切水から出そうとしませんし、優しくバーブレスフックを外し、そっと労るように逃がしてあげます。
見ているこちらも、優しい気持ちを思い出させられるほど、丁寧に魚を扱うのです。
「魚を釣っている時点で優しくはないだろ!」と突っ込まれるかもしれませんが、それでも釣った上に踏んだり蹴ったりして傷つけるよりは百倍マシなのではないでしょうか。
魚を踏んだり蹴ったりするような人には、ちょっとはこういった人の様子を見せて反省してもらいたいくらいです。
少しでも人間らしい思いやりの心が残っているのなら、何か響くものがあるのではないかと思うのですがね。