釣り人は、こんなことをよく言うものです。
「釣れなかったけど、バカデカイのが居た」
「これよりもっと大きいのが居たけど、釣れなかった」
釣りを始めたばかりのような素直な人なら、「そうなのか!今度自分もその場所に行ってみよう!」と思うかもしれませんが、ある程度釣りをしている人なら「そうなんですか~」と適当に聞き流してしまうのではないでしょうか。
なぜなら、何度かそういった話に踊らせられるうちに、だいたいの場合が嘘であると経験したため、疑うことを覚えているからです。
「釣れなかったけれどデカイのがいた」というような話をする人の中には、本当にただのホラ吹きもいるでしょうが、そうでもない人も沢山いるはずです。
しかし、釣り人というものは、魚が見えると興奮してしまうもので、正確にサイズを把握することができません。
しかも、それが釣れなかったとなると、いよいよ大きな魚に見えてしまい、結果的に何割も増したサイズで人に話してしまい、ウソつきになってしまうのだと思います。
ですから、魚のサイズというものは、本当に自分が釣って確かめた魚以外は、あまり信用できないと言えるのかもしれません。
実際に釣ってしっかりと確かめていない限りは、自分の感覚だっておかしくなっているのかもしれないのですから。
とにかく、誰かがデカイのが居たと言っても、スレた魚のようにその話はスルーしてしまった方が良いことは確かでしょう。
信じられるのは自分が釣った魚だけなのです。