釣り具屋さんは減っていると思いますが、中古釣り具屋のチェーン、タックルベリーは微妙に増えている気がします。
それだけニーズがあるということなのでしょう。
中古釣り具を売ったり買ったりする釣り人が、以前より増えているのは間違いなさそうです。
タックルベリーに釣り具を売るのは得か?
まず、タックルベリーに釣り具を売るのは得なのか、考えてみましょう。
基本的には、しっかりと商品情報を調べて安く買い取られることが多いはずです。
だいたいの物は、地道にネットオークションで売った方が、高く売れるはずです。
ですから、タックルベリーで釣り具を売るのは、あまり得とは言えないでしょう。
ただし、自力でオークションなどで売るよりは、ずっと気軽に売ることが出来ます。
特にロッドなどを自分で売ろうと思うと、梱包や発送に非常に手間がかかります。
安くても良いから、楽に釣り具を売りたいのなら、タックルベリーに売るのは良い方法でしょう。
タックルベリーで釣り具を買うのは得か?
次にタックルベリーで釣り具を買う場合は得なのか、ちょっと考えてみましょう。
タックルベリーには、どこから集めてくるのか廃盤商品などの新品の商品が売られていることがあります。
ああいった物は、結構安くてお得です。
しかし、中古品となると、微妙な値段です。
微妙にネットオークションなどより高い値段であることが多く、あまりお得な値段であることは少ないでしょう。
ちょうど必要なものがあり、新品よりは安く買えれば良いというのなら、タックルベリーで買い物をするのも良いのかもしれません。
以上のように、売るにしても買うにしても、タックルベリーはそこまでお得なお店ではないはずです。
しかし、それなりに利用する人が居て、店舗が増えているのは何故でしょうか。
それは、やはり気軽に利用できるからだと思います。
ネットの方が高く売れるとしても、それよりも簡単に売れたり、すぐにお金をもらえることを重視する人が、一定数はいるのでしょう。
物を買うにしても、ネットの中古品よりもちょっと高くても、すぐに確実に手に入る方を選ぶ人が、一定数はいるのでしょう。
これは、コンビニエンスストアが繁盛しているのに似ていると思います。
だいたいの品物は、コンビニエンスストアよりもスーパーやホームセンターで買った方が安いものです。
しかし、値段よりも、すぐに気軽に買える手間のかからなさを選ぶ人が沢山居るから、コンビニエンスストアで買い物をする人がいるのでしょう。
このような人達の計画性のなさやめんどくさがりな面を利用して、タックルベリーはネットより安く買い、高く売り、儲けているのだと思います。
ですから、タックルベリーで買い物をしてしまうと、私なんかは何か負けたような気分になってしまいます。
「もっと前から計画的にネットオークションで買い物をしていれば、この値段で買う必要はなかった」と後悔してしまうからです。
それから、あのバラバラと並んだ中古品の中から必要な物を探すという「宝探し感」も、なかなか危険なものです。
ちょっと良いものなどを見つけてしまい、気づくと買う予定でなかった物までカゴに入れてしまうことがあるからです。
そんなわけで、タックルベリーで買い物をすることは敗北を意味するわけですが、ついつい暇な時などは立ち寄ってしまう危険な場所でもあるのです。