釣りにゃんだろう

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30センチのヤマメは尺ヤマメではない。

テレビの釣り番組で「尺鮎」を釣ろうというようなことをやっているのを見ていると、「30センチあるな」と釣り人が叫び、大きな鮎が釣れました。

私は、そんな大きな鮎を見たこともないのでびっくりしてしまいましたが、その魚をメモリの付いたサイズを測れる小さな水槽のような物に入れると、「あー、ちょっと尺に足りない」と言うではないですか。

 

30センチあるのに尺に足りないとはどういうことなのかと見ていると、その水槽に付いているメモリには、30センチを少し越えたところに「尺認定!」と書かれています。

それを見て気づかされたのですが、1尺とはちょうど30センチではなかったのですね。
日頃から、1尺はだいたい30センチだと思ってしまっていましたが、1尺は正確には30.303センチなのだそうです。

ということは、30センチの魚では、3ミリほど尺には足りないということになってしまいます。

 

たまにギリギリ30センチのヤマメを尺ヤマメだと言うような人がいるような気がしますが、あれは全くもって尺ヤマメではなかったのですね。
尺ヤマメとは、30.303センチ以上である必要があるのですから、無理矢理ヒレを伸ばして30センチというような魚では全然足りませんし、余裕をもって30センチあるような魚でないと尺ヤマメにはならないのでしょう。

このたった3ミリの差を考えただけでも、尺ヤマメを釣る難易度は一段階アップするのではないでしょうか。

 

まあ、私なんかは28センチでも32センチでも、どちらでもよいと思ってしまう人間ですし、ヤマメは釣れてもメジャーでサイズを測ったことは一度もないので、そんな差はどうでもよいと思ってしまいますが、真剣に尺ヤマメを目指している人には、この「1尺は30センチではない」ということは大きな問題だと思います。