近頃、大変話題なっている言葉として「サブスク」というものがあります。
これは簡単に言ってしまえば、会員制定額サービスのことで、電車などの交通機関、自動車、飲食、衣類などのサービスを、定額で利用したり借りたりできるというものです。
サブスクを上手く利用できれば、利用者は普通に物を買ったりサービスを利用するよりもお得です。
利用する人が沢山居れば、サービスを提供する側の企業も安定した収益を上げられるようになり助かるはずです。
私は、そろそろ釣り具の世界にも、このようなサブスクをやるような会社が出てきても良い気がするのですが、どうでしょうか?(もしかしたら私の知らない所ですでに行われているのかもしれません)
釣り具にサブスクがあったら。
『月額いくらかで、あらゆるタックルを借り放題』といった釣り具のサブスクがあったら、皆さんは利用したいと思いますか?
釣り具は結構高額なものですし、対象魚によって様々なタックルを使い分けるのが当たり前になっています。(実際にそんな必要があるかは疑問ですが)
そんな釣り具をいちいち買わずに、定額で様々なタックルを借りられるのなら、利用したいと思う人は結構いるのではないでしょうか。
例えば、私はGTを釣ってみたいと前々から思っていますが、GT釣りはタックルを揃えるのにかなりお金が掛かりそうです。
その上、国内や海外の南の島に何度も行かなくは釣れないのですから、ちょっとGT釣りには手が出せないでいます。
そこで、もし釣り具のサブスクがありGTタックルも借りられるのなら、ちょっと本気でやることを考えてみようかな、と思うような気がします。
それから、他のやったことのない釣りにもチャレンジしてみようかな、とも思うはずです。
このように、もし釣り具のサブスクがあれば、利用者は気軽に釣りの幅を拡げられるようになり、とても便利なのではないでしょうか。
様々な釣りをする人が増えることは、結果的に釣り業界にも好影響を与えるはすです。
ただ、一つ問題があるとすれば、物を借りるタイプのサブスクでは所有欲は満たせないという弱点があります。
釣り具は、それを利用して魚を釣ることかそれ以上に、所有することにより「このリールを持っている」「こんなロッドを持っている」という満足を得られることが大切になってくるものでもあります。
「借りた道具で釣りをしても、100%満足はできないな」と思う釣り人も沢山いるのではないでしょうか。
この点が他の物と釣り具との、ちょっと違う点なのかもしれず、釣り具のサブスクが生まれるまでのハードルになっているのかもしれません。