シマノにストラディック(STRADIC)という名前のスピニングリールがあります。
結構お高いものですが、バカ高くはないですし、お金に余裕のある人になら、お手頃でちょうど良いリールなのではないでしょうか。
このモデル以上にリールにお金をかけても、正直その費用に見合うだけのメリットはなさそうなものですし。
そんなわけで、このリールを持っている釣り人は沢山いるのでしょうが、その中にこう疑問に思っている人もいるかもしれません。
「ストラディック」って、どういう意味なのだろうか。
ストラディックの意味は…
「ストラディックって英語かなぁ」などと思っている釣り好きキッズもいるかもしれませんが、ストラディックとは英単語ではありません。
もっと言うなら、何語でもありません。
シマノが独自に考えだした記号のようなものです。
リールにこのような名前が付けられているのには、アメリカでの商標登録が深く関係しているそうです。
新しくリールを作りアメリカで販売する時に、すでに英語に存在する単語を名前に付けようとしても、それらは全てすでに商標登録されてしまっていて、使うことができないそうです。
なんとも、権利だ訴訟だといったことが盛んな国らしいことであります。
そこでシマノは、スピニングリールならS、ベイトキャスティングリールならCで始まる、存在しない言葉を作り出し、リールの名前に使っているそうです。
つまり、ストラディックという名前には、意味はありませんし、シマノが勝手に作り出した記号のような言葉なのです。
ストラディックは元々、バイオマスターのアメリカ版という位置付けで売られていたそうですが、今では日本でも一つのモデルとして売られています。
こんな風に、アメリカと共通の名前が使われているリールには、意味のない造語が使われているものなのです。
これでストラディックを使っている皆さんも、さらに自分のリールに愛着が湧いてくるなんてことはないかもしれませんが、ちょっとはスッキリした気分になるんではないでしょうか。
ちなみに、私はストラディックは欲しいとは思いませんね。
現代のギラギラしたスピニングリールは嫌いですし、くそダサいとしか思えませんし、なにより私にとっては高過ぎます。
あんなものを買う余裕があるなら、その分釣りに行って、ストラディックが何回もモデルチェンジされても色褪せないような、記憶に残る魚を釣ってきたいと思っています。
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