私は、釣った魚をキープしませんし、ストマックポンプなんかも使わないので、自分が釣った魚が、どんなエサを食べていたのかは分からないことが多いです。
魚が住む環境や生息状況を調べる人なんかは、ちゃんと調べることが多いそうですが、トラウトの仲間は結構変わったものを食べていることがあるそうです。
それは、葉っぱや花や小枝なんかの類いです。
放流魚なんかは、小石ばかり食べていたなんてこともあるそうです。
魚がこういった物を食べているということは、それだけエサと見間違えて食べることがあるということでしょう。
こういった事実から考えてみれば、ルアーやフライなどの見た目のリアルさにこだわるのが、いかにバカらしいことか分かってくるかと思います。
エサに似たリアルさの欠片もないような、葉っぱや花や枝でさえ、魚は間違えて食べているのですから、ルアーやフライのディテールが釣果に影響することはほとんどないのではないでしょうか。
そういった細かなリアルさは、釣り人を魅了する力はあるかもしれませんが、魚を実際に魅了することはないのかもしれません。
結局は、リアルな擬似餌に釣られているのは、魚ではなく釣り人ということなのかもしれませんね。