どんなジャンルの釣りにしても、釣り人というものは高齢化しているものです。
もう日本の人口の大部分が高齢者みたいになりつつあるのですから、それは当然のことでしょう。
特に釣り人が老人だらけというわけでなく、登山だってスキーだってキャンプだって老人だらけですから、これからはどんな趣味でも「基本的に高齢者がやるもの」ということになっていくのではないでしょうか。

川なんかで釣りをしていても、かなりの確率で高齢者の釣り人を見かけます。
中には、川に入る前からウェーディングスタッフをついて一生懸命歩いているような人もいたりして、少し心配になってしまいます。
それでも、釣りに行かずに家でゴロゴロしてテレビを見ていたりしたら、あっという間に筋力が低下して、身体が弱っていくだけでしょうし、少しでも釣りをする気力があるのなら、でかけた方が介護予防になって良いのではないでしょうか。
そういった人達は、あまりウェーディングしないとか、限られた範囲でちょっとだけ竿を出すとか、自分なりに工夫して危険な場面が少ないように釣りをしているようです。
それでも、100%安全ということはないでしょうし、釣りで命を落とすこともあるでしょう。
しかし、これはそこまで悲しむべきことではないと思ってしまいます。
動かない身体にムチを売って、自分のやりたいことを最後まで楽しんでいた人生なら、本人は幸せに違いないのではないでしょうか。
ですから、危ないからと高齢者が釣りに行くのを止めるのが良いことなのかどうか、周りの人達はよく考えてみるべきだと思います。

自由を奪われ、やりたいこともできずに終える人生と、危険があっても最後まで自分の身体で夢を追う人生と、どちらが本人にとって良い人生でしょうか。
私だったら、たとえそれが人生最後の日になるとしても、釣りに行かせてあげるべきだと思います。
釣りが好きな人にとっては、釣りはそれくらいかけがえのないものなのですから。