テレビで釣り番組を流し見していると、かなり頻繁にアオリイカなどのイカ釣り(エギング?)の様子が流れている気がします。
それほどまでにイカ釣りが人気があるのか、メーカーがイカ釣り用品を売りたがっているのか、イカ釣りにあまり興味がない私には分かりませんが、意外と興味深い点もありました。
ついこの間までコロッケサイズだったのに。
テレビを見ていると、どうもアオリイカのシーズンの開始は晩秋から冬あたりのようであると、私には思えました。
その時期あたりから、イカ釣りの番組が増えてくるからです。
そして、そのシーズン初期に釣れているイカは、とても小さくて手の平サイズで、コロッケなどと呼ばれているようでした。
それから、年を越してしばらくしても、またイカ釣り番組が放送されていましたが、その時期になると釣れるイカが1キロを越えることは珍しくなく、急激に大きくなっているのです。
出演者の人は、「この間までコロッケサイズだったのに、もうこれだけ育ってきた」というようなことを言うではありませんか。
これが事実なら、アオリイカは僅か数カ月でコロッケサイズからキロオーバーに成長するのでしょうか。
年齢の違うイカなんじゃないかと、私はまだちょっと疑っていたりするわけですが、まあそれにしても海というものの魚やイカを育てる力は半端ないのだなと思います。
サクラマス、アメマス、イトウも。
私がしているトラウト釣りの対象魚の中にも、川から海に下り成長するものが居ます。
サクラマス(ヤマメ)やアメマスやイトウなどです。
こういった魚も、川に残っているものと比べると、成長速度やサイズというものが、海に下ったものの方が比べものにならないくらい凄いです。
同じ年齢の、川で育ったヤマメと海帰りのサクラマスを比べてみてみたら、もう違う魚のように差がつくのを見れば、よく分かるとことだと思います。
やはり、それだけ海には川や湖と比べるとエサが豊富にあり、魚を急成長させるだけの力がある環境であるということなのでしょう。
このようにして考えてみると、イカが数カ月で巨大化するのは本当のような気がしてきます。
それから、川で大きな魚を釣りたかったら、やはり魚が海と川を往き来できる環境の場所が良いはずだと、改めて思い直してみたりもするのでした。