釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

タバコを吸っていると魚が釣れないことを知らないのか、知っていてもやめられないのか。

少し前に、釣り場に停めた車の中で窓を少し開けて昼寝をしていたら、隣に一人のおじさんが乗った、他の釣り人の車が停車してきました。

おじさんが車のドアを開けて降りてくると、モワーッとタバコの臭いが漂ってきて、慌てて私は車の窓を閉めたものです。

それから、おじさんはせかせかとウェーダーを履いたりと釣りの準備をして、タバコをふかしながら川へと降りていったのでした。

 

 

こんな様子だと、おじさんの車は、もう何をやってもとれないほどタバコの臭いがつき、微細なタバコの粉塵もたまっていることでしょう。
それから、その中に積んでいる釣り具やウェアも、タバコの臭いと成分に漬け込んだような状態になっているはずです。

おじさんは、ルアー釣りをしていましたが、ルアーやラインからも常にタバコの臭いをさせていることでしょう。

このブログでも繰り返し言っていることですが、タバコを魚が嫌うらしいことは、それなりに根拠があることらしいです。

 

 

北米で鮭科の魚を獲る漁師の、タバコを吸う人の網と吸わない人の網に入る魚の数を調べたら、吸わない人の方が明らかに多かったとか、なんらかの方法で、ウナギや鮭の仲間の魚がタバコを嫌うことを証明した研究があるとかいったような根拠です。

こういった研究があるくらいなのですから、日頃からタバコを吸って、ルアーやフライやラインからタバコの臭いをさせていたら、魚があまり釣れなくなる可能性はあるはずです。

それなのに、タバコをふかしながら釣りをするような人がいるとは、こういった話を知らないのでしょうか。

それとも、魚が釣れなくてもいいから、とにかくタバコが吸いたいのでしょうか。

 

 

確かにタバコを吸ったからといって、魚が全く釣れなくなるなんてことはないわけですし、魚釣りはできることにはできるでしょう。

しかし、少しでも釣れなくなる魚がいる可能性があると考えたら、普通はタバコをやめようと思うのではないでしょうか。

そんな魚が一生に一匹の大事な魚である可能性もあるわけですし、釣り好きならそんなチャンスを捨てるわけにはいかないでしょう。

 

 

タバコを吸って魚もほどほどに釣ろうなんて中途半端な考えなら、はじめから釣りなんてしない方が良いと思います。

釣りは立派な生物虐待ですし、どうしても釣りたいわけでなければ、やらないに越したことはないからです。

タバコを止めるくらい真剣に釣りをするということは、釣りをする上で求められる最低限の資格だと思います。

 

さて、あのおじさんに魚は釣れたのでしょうかね。
ニコニコしたり鼻歌を歌っては帰ってきませんでしたし、ぐったりと疲れきった感じでウェーダーを脱いで帰っていきましたけど…。