釣りにゃんだろう

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釣りに尻皮は変じゃないのか。

釣り人のファッションというものは、ちょっと独特であり、世間一般の感覚からすると、正直変だったりダサいことが少なくありません。

そんな中でも最上級に変なものに、尻皮というものがあります。

尻皮とは。

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尻皮とは、熊などの動物の毛皮でできた、昔の山仕事をする人などが休憩時にお尻の下に敷いていた敷物です。
イメージとしては、マタギなどが腰に紐を結んで、お尻の後ろにぶらさげているような物です。尻当てとよばれることもあるようです。

トラウトフィッシングをする人の一部には、何故かこの尻皮を装着している人がいます。
確かに、ウェーダーのお尻の部分を保護したり、汚れを防いだりすることはできるかもしれませんが、どう見たってこれを現代の釣り人が付けるのはおかしいでしょう。

まだ本当に全身マタギや漁師のような、古い日本の服装していて尻皮を付けているなら納得できますが、全身ウェーダーなどの洋服で、なぜかお尻に毛皮をぶら下げていたら、もう違和感しかありません。

 

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中には、海外に釣りに行く時でさえ尻皮を付けている猛者もいるようで、「すごい勇気の持ち主もいるものだな」と感心さえしてしまいます。
私だったら、多少の金を積まれても、ケツに毛皮をぶら下げたくありません。

それに世界的に動物の毛皮などを使うことへの批判は高まっていますから、ケツに毛皮を堂々とぶら下げていたら、下手をしたら海外ではトラブルになる可能性もあるのではないでしょうか。

 

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先日、釣りをほとんどしたことのない人に、「これどう思います?」と尻皮を付けている釣り人の動画を見せてみたところ、「何なんですか?、あのお尻の(笑)」と失笑していました。(女子だったので、「ちょっと可愛いかも」とも言っていましたが)

これが、尻皮に対する世間一般の感覚と反応というものでしょう。
こんな尻皮が受け入れられているとは、つくづく釣り人のセンスは謎であると思わずにはいられません。