本州から北海道に釣りに行く場合、飛行機+レンタカーまたは自家用車でフェリーを利用するのが一般的だと思います。
旅の期間が長いほどレンタカー代は高額になりますし、荷物を家から好きなだけ積んでいけるという利便性を考えても、より釣りに打ち込めるのは自家用車+フェリーの方だと言えるでしょう。
北海道と本州を結ぶフェリーの航路はいくつかあり、基本的には自分の家から近い港から出ているものを選べば良いでしょうが、例えば関東地方などに住んでいて、太平洋側から行くか、日本海側から行くかのように、選択肢が二つあることもあります。
このように選択肢がある場合には、私は日本海を進む新日本海フェリーをおすすめしたいと思います。
今回は、どのような点で新日本海フェリーがおすすめなのか、説明したいと思います。
新日本海フェリーとは。
新日本海フェリーとは、1969年設立の大阪を本社に置く海運会社です。
現在、運航されている航路は、舞鶴~小樽・敦賀~苫小牧東・敦賀~苫小牧東(新潟・秋田経由)・新潟~小樽・新潟~苫小牧東(秋田経由)・秋田~苫小牧東などがあります。
新日本海フェリーの特徴とおすすめポイント。
運賃が安い。
新日本海フェリーは、比較的リーズナブルな価格になっています。
たとえば、商船三井フェリーの大洗~苫小牧の運賃と、新日本海フェリーの新潟~小樽or苫小牧の運賃を比べてみると、乗用車の場合で新日本海フェリーの方が数千円安くなっています。
結構な運賃の差がありますので、出航地の港まで行くのにかかる費用を計算に入れても、新日本海フェリーの方が安いということも多いです。
車一台には最低料金のツーリストCの客室料金が含まれていて、他の客室を利用する場合には差額を払うシステムになっています。
もう一段階上のグレードのツーリストAとツーリストCの違いですが、布団か毛布かの違いだけです。
空いているなら、ツーリストCの方がお得でしょう。
欠航しにくい。
基本的に、太平洋側のフェリーよりも新日本海フェリーの方が欠航が少ないと言われています。
太平洋側の方が台風などの影響を受けやすいから、日頃から冬の荒れた日本海で運航しているから荒れに強いから、元々貨物がメインのフェリーだったので根性が入っているからなど、半分都市伝説のような様々な説がありますが、新日本海フェリーが欠航しにくいのは本当のようです。
また、前述のように様々な航路を持っているので、出航地する港を変更するなどして完全に欠航してしまうことを防ぐことも行われていて、北海道から脱出できなくなるなどのリスクが低くなっています。
船が新しい。
新日本海フェリーでは近年新しい船への切り替えが進んでいて、内部が綺麗でスピードが速い船になってきています。
船は小型化していますが、内部の設備は充実しています。
個人的にはシアター室がなくなってしまったのが残年ですが、綺麗な船になり旅の快適さはアップしています。
以上のように値段・サービスなどの点で、新日本海フェリーはとても優れていると言えるでしょう。
本州から北海道に釣り旅に出る時は、ぜひその運賃や航路などを一度調べてみることをおすすめします。