北海道で釣りをしていて、セイコーマート（セイコマ）を見かけない日というのは、なかなか無いのではないでしょうか。
それほどこのコンビニは、北海道中にくまなく展開していて、とても馴染み深いものとなっています。
このセイコーマート、釣りをする時にも大変便利であると同時に、ちょっと曲者でもあります。
豊富で安めな品揃え。
セイコーマートは、全国チェーンの他のコンビニとは違った特徴的な品揃えをしています。
なかでも食品の品揃えは豊富で、ちょっとスーパーっぽい雰囲気でもあります。
自社製のパンなどの種類も豊富ですし、何より小さなパックのお総菜が沢山あります。
釣りばかりして外食を続けていると、栄養が偏りがちになるものですが、セイコーマートのこういったお総菜を買えば、野菜なども食べられて、それなりに健康的な食事を摂ることができます。
こういった小物のお総菜が、100円ちょっとからあり安いのも魅力的です。
「安いな安いな」と思いながら、あれもこれもとカゴに入れてしまい、気づいたら結構な値段になっていたなんてことも少なくありません。
こういった面で、セイコーマートは釣りの最中の食事に便利ではあるものの、気づいたら意外と散財させられかねない曲者でもあるのです。
さらなる曲者、ホットシェフ。
多くのセイコーマートには、ホットシェフというコーナーがあります。
このコーナーでは、おにぎりやお弁当をお店で仕上げた物を取り扱っていて、ちょっと割高ではあるものの、なかなか美味しいものばかりとなっています。
このホットシェフ、朝から晩までいつでも大量に作っているわけではないようで、いついっても商品が豊富にあるわけではないことが多いです。
おそらく利用客の増える時間に合わせて商品を作っているのだと思うのですが、釣りをしていると、そういった時間にセイコーマートに行くことが少なかったりして、ホットシェフのコーナーに商品がないこともよくあります。
こうなってくると、軽くパンでも買うつもりでお店に入ったのに、たまたまホットシェフに好きな商品があったりしたら、嬉しくて買ってしまうことになり、予定外にお金を使うことになってしまいます。
また、ホットシェフの商品はちょっと割高ですから、嬉しいことがあった時のプチ祝いにも便利です。
「今日は、ちゃんと釣れたから、カツ丼を食べちゃおうかな」などといった感じで、ホットシェフの商品は、気分の良い時の食事となるのです。
ところが、そんなことを言っていたら、毎日釣れてしまって、毎日カツ丼を食べているなんてことになってしまうこともあります。
予定していたよりも、妙に食費にお金を使っているような気がしてきますし、なんだか体重も増えてきた気もします。
このように、ホットシェフこそが、釣りの場面での食事において最大の曲者であると、私は思います。
以上のように、セイコーマートは釣りの途中に利用するのにとても便利であると同時に、予想以上にお金をとられかねない危険なスポットでもあります。
また、他のコンビニとは品揃えが違うからか、たまに無性にセイコーマートに行きたくなってしまうような、中毒性もあるものだと思います。
まあ、入れ込まない程度に、セイコーマートとは、これからも程よい付き合いをしていきたいものです。
