中古釣り具店、オークションサイト、フリマアプリなどを利用して、誰でも中古の釣り具を気軽に売ったり買ったりすることができる時代です。
買う側からすれば、安く良いものを買うことができるので、とても便利なわけですが、売る側からするとどうなのでしょうか。
今回は、その点について考えてみたいと思います。
売ってがっかり。
釣り具というものは、中古釣り具店だろうとオークションサイトだろうと、一部のレアなものを除けば、買った時よりも高く売れるということは滅多にありません。
それも、かなり大幅に安くなり、買った時の値段から比べると、がっかりしてしまうような値段となってしまいます。
売り慣れている人なら、そんなにがっかりすることもないのでしょうが、あまり釣り具を中古で売ったことのない人は、高かった物にろくに値段がつかないことに衝撃を受けるのではないでしょうか。
よくオークションなどで、「そんな値段じゃ売れないだろ」という値段でフライロッドなどを出品している人が居ますが、売ることに慣れていない高齢の人なのではないでしょうか。
「良いものだから、高く売れるだろう」なんて考えは間違っていて、中古市場というものは、欲しがる人がいなければ、ろくに値段がつかないものなのです。
お金が欲しくて釣り具を売るのは賢明ではない。
このように、釣り具は、買った時の価格と比べれば、ろくなお金にはならないのですから、お金が必要だから釣り具を売るというのは、あまり賢い選択ではないでしょう。
釣り具を売って得られるお金などたいした額にはならないのですから、その程度の額のお金に困る経済状況なら、釣り具を売る以前に日頃のお金の使い方などを見直すべきでしょう。
ですから、釣り具を売ることは、「増えすぎた釣り具を減らすため」、「釣りをやめるための処分」、「終活」など、断捨離的な場面で有効であり、あまりお金に期待するべきではないはずです。
以上のように、釣り具を売っても、あまりお金になるものではありません。
目先の小銭に目がくらんで手放してしまってから、「やっぱり売らなきゃ良かった」なんて後で後悔することもあるかもしれません。
明日食べるものに困っているなどの状況でもなければ、完全に不要だと思うもの以外は安易に手放すべきではないのかもしれませんね。