ちょっと古い釣りの本を読んでいたら、「渓流で良いサイズのヤマメが釣れたと思ってきて寄せてきたら、26.5センチと書いてあるビーチサンダルだった」という話が載っていました。
このように、本を書くほどの釣りが上手な人でも、ゴミと魚を間違えることがあるのですね。
私も川で釣りをしていて、ゴミと魚を間違えたことは何度もあります。
川というものは流れがあるので、ゴミに針掛りして流れに乗ると、ちょっと生命感があるような動きをするので、ややこしいのです。
また、逆に「あれ魚かな?いや、ゴミかな?でも動くぞ、魚か!」というように、魚をゴミと勘違いしてしまうこともあります。
私は、今まではこんな勘違いをしてしまうのは、自分が釣りが下手くそだからであり、恥ずかしいことだと思っていましたが、本当に釣りが上手な人でも間違えると分かって、ちょっと安心してしまいました。
やはり、あの川の流れの抵抗が生み出す独特な「ゴミの引き」は、かなり釣り人を惑わすものということなのでしょう。
誰かと一緒に釣りをしていて、「きたよ」と言って寄せてきたらゴミだったりすると、なんとも恥ずかしいものでしょうが、そんなに恥ずかしがる必要もないのかもしれません。
こういった勘違いは、ベテランでもしてしまうことであり、釣りが下手くそな証拠にはならないようですから。