今年の正月あたりに、ボーッと海外の釣りの動画を見ていると、カナダの海で大きなイワナを釣るものがありました。
小さな飛行機に乗り辿り着いたホッキョクグマがいるようなワイルドな荒涼とした大地に、ポツンとロッジが建っていました。
「これは中々魅力的なロケーションだな」と思ったのですが、わざわざ大金払ってそこに行きたいかというと、そうでもない気がしました。
釣りの方は、海に浮かべたボートからキャストして釣るというスタイルです。
川の河口なんかの汽水域でもなく、完全な海釣りです。
これでは、魚を釣っても水に浸けて綺麗な写真が撮れないでしょうし、何よりロッドもリールもラインも海水まみれになるでしょう。
日頃から海で釣りをしている人からしたら、「そんなことは当たり前だろう」と思われるかもしれませんが、淡水域でばかり釣りをしている私からしてみたら、これほどめんどうなことはありません。
釣りを終えたら、塩抜きのためにロッドとリールに水をかけたり、ラインを引き出して洗わなければならないと思うと、想像しただけでもめんどくさくなってきてしまいます。
釣っている最中だって、ラインを手繰る手が海水でベトベトしてくるんでしょうし、それもまた嫌ですね。
どうせそんな大変な思いをするなら、海アメのような釣りではなく、でっかいターポンなんかを釣りに行きたい気もします。
そんなわけで、私が海釣りを嫌っているのは、何だかんだ言って道具の手入れがめんどくさいからという理由が大きいのかもしれません。
まあ、それにしても、やはりその動画の場所はなかなか素敵そうでしたよ。
誰かお金を全部出してくれるとかなら行ってみたい気もしますが、まあそれはそれで気楽に楽しむことができなくなりますしね。
近頃は、ちょっと淡水での釣りに行き詰まりを感じているような気がしますから、いつまでも海釣りを嫌っていてはいけないのかなと、思わなくもない今日この頃です。