コロナが流行った頃からか、釣りがちょっとだけブームと言われてきました。
実際に、釣り具の売り上げなんかも上がっていて、ほんの少しだけ釣り業界は景気が良かったのかもしれません。
しかし、そんな好調だった釣り具の売り上げも、近頃はコロナ前の状態に戻ったそうです。

物価高のこの時代ですから、釣り具の値段もコロナ前より確実に上がっているわけで、それで売り上げが同じということは、基本的に売れる数はコロナ渦前以下になっているということなのでしょう。
釣り人が増えたなどと言われたこともありますが、それも実際にはほとんど増えていないことも分かっています。
これも、当たり前と言えば当たり前でしょう。
この国は、老人だらけで若者は少なく、毎日平均2300人も人口が減っています。
例えば、3人若者が釣りを始めたところで、その何倍もの高齢の釣り人が、この世を去っているはずですから、多少流行ったところで釣り人の数が増えるわけがないのです。
若者が釣り場に居ると珍しいですから、「おぉ、近頃は若い人が増えているな」なんて思ってしまいますが、その裏では確実に高齢の釣り人が減っているのでしょう。

やはり、コロナ渦以降の釣りブームみたいなものは、バブルとも呼べないくらいの、ほんのちょっとしたお祭りでしかなかったようです。
近頃は、中国のルアー釣りブームで日本の釣り具が良く売れているなんて話もありますが、そういったものは一過性のものでしかないことは、90年代の釣りブームを経験した日本人が一番よく知っているはずです。
これからの経済のことを考えれば、ますます中小企業には厳しい時代になっていくでしょうし、釣り業界にも大量倒産の時が迫っていると考えて、間違いないと思います。