釣りにゃんだろう

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ロッドアンドリールの表紙。

何年か前に廃刊になってしまいましたが、地球丸という出版社がバス釣りをメインとした『rod and reel』 (通称ロドリ)という雑誌を出していました。

内容が他の釣り雑誌とは少し違いユニークだったような記憶があるのですが、その表紙のデザインも特徴的だった気がしたので、今回ちょっと調べてみることにしました。


お金かかってる??

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ロッドアンドリールの表紙は、基本的には女性タレントが釣り竿を持ってキメている写真であることが、ほとんどでした。
バイク雑誌の表紙のバイクを、釣りのタックルに変えたような感じと言ったらよいでしょうか。

どのようなタレントさん達が表紙を飾っていたのか、ちょっと調べてみたところ、なかなかの有名人ばかりです。

小池栄子、菊川怜、矢田亜希子、小倉優子、ベッキー、小向美奈子、後藤理沙、山口もえ、田中美保、奥菜恵、などなど。

 

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皆さん、当時は若手ではあったものの一流事務所に所属していそうな人ばかりです。
今でも活躍されている方は多いですし(やらかした人も数名いますが)、釣り雑誌の表紙としては異例の豪華さだったと言ってよいのではないでしょうか。

こういったタレントさん達のギャラがいかほどなのかは私は知りませんが、少なくとも半分素人のような釣りのプロとか一般人を表紙に使う他の釣り雑誌よりは、明らかにお金がかかっていたはずです。

 

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ロッドアンドリールが売られていたのは、平成初期の釣りブームが終わってバス叩きが始まり、釣り業界が衰退していった時期に重なっていたはずです。
その時代に、これだけ表紙にお金をかけられるとは、それだけ広告収入があったのか、雑誌が売れていたのか、それとも無理をしていただけなのか、廃刊となってしまった今となっては謎でしかありません。

いずれにしても、今の時代に釣り雑誌が毎月売りだし中の若手タレントを表紙に使えるかと考えてみれば、それは無理そうな話です。
そもそも、毎月発行できずに季刊になっている雑誌もあるくらいですから、今と比べれば、釣り業界の景気がまだ良かったことだけは間違いなさそうです。

再び気前よく釣り雑誌の表紙にお金を使えるような時代が来ることは、はたしてあるのでしょうか。