釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

流れる音のする川、しない川。

私は、には大きく分けると二つのタイプがあると思います。
それは、川の流れる音がする川と、音がしない川です。

深さに変化があり、落差もある川は、ゴー!という音がしているものです。
これに対して、湿原河川のように足元からドン深で、深さに変化が少なく、落差も小さい川は、大きな音はせずに流れています。

 

私は、どちらかというと近頃は大きな音がしているような川で釣りをするのが好きです。

まず、川の近くに行った時に聞こえてくるゴー!という大きな音には、川という異世界に誘われている気がしますし、釣りをしていてもその音に一日中包まれていて、どこか現実離れしているような気がします。

そんな川で一匹の魚と出会うことは、よりドラマチックに感じられますし、より記憶に深く刻まれます。

 

実際の釣りという面でも、ドローンと流れる音がしない川よりも、音がする川は流れの変化が激しく、それに翻弄されながらもなんとか釣るという点が面白いと面白います。

川の中に立ち込み、脚に強い流れを感じながら踏ん張り、なんとか魚を釣るというのは、なんとも魅力的なものではないでしょうか。

そんな魅力があるからこそ、かなりの高齢になって危険にも関わらず、鮎釣りなんかを止めないような人が沢山いるのだと思います。

 

川の流れる大きな音と、身体で感じる水圧というものには、何か釣り人を寄せつける魔力のようなものがあるのかもしれません。
あまりその魔力に魅了されると命を落とすことになりますから、釣りはそこそこにして、あまり深入りせずに川から上がってきたいものです。