北海道という土地で釣りをするには、車という移動手段がないとかなり不利になります。
頑張れば、バスや電車といった公共交通機関だけを使っても、そこそこ釣りはできるとは思いますが、北海道ではそういったものの本数が極端に少ないですから、効率は半端なく悪くなるはずです。
ですから、道外から釣りに行く場合には、フェリーを使ってマイカーで行くのが定番となっています。
マイカーなら、どこでも寝られますし、ひたすら好きなだけ釣りと移動を繰り返すことができて便利です。
ただ、フェリーで移動するのは、かなり時間がかかりますし、料金もそれなりに掛かります。
時間とお金が、そこそこ必要な釣りだと思います。
それに比べて、飛行機ならLCCの増えた今の時代は、びっくりするくらい安く、そしてフェリーより圧倒的に早く移動することができます。
そして、後は現地でレンタカーを借りれば、自由に移動することができ、車で寝られますから宿代も必要ありません。
レンタカーも、近頃は格安な所が沢山あるようですし、一週間ほど借りてもフェリー代より安いなんてこともあるはずです。
そんなわけで、時間とお金ということを考えると、道外から北海道に釣りに行く場合には、「飛行機+レンタカー」というのは、中々賢い選択かもしれません。
ただ一つ気になる点として、レンタカーだと無理ができないということがあります。
釣り場の周囲には、未舗装の道があることが多いですし、草木が道路まで迫り出していることも多いです。
自分の車なら、多少底をぶつけたり、小傷が付くくらいなら気にする必要はありませんが、レンタカーは借りものですから、あまり無理はできないのではないでしょうか。
借りる時の契約や保険の条件によっては、修理費を請求される可能性もあるはずです。
ですから、マイカーの人よりは少し手前に車を停めて、ちょっと多めに歩く必要が出てくることもあるかもしれません。
以前、レンタカーで釣りをしている人が、道の悪い林道にガンガン入っていっているのを見かけて、ちょっと心配になってしまったことがあります。
道の状態から察するに、絶対に底を擦ったりボディに傷をつけまくっていたと思うのですが、平然と移動を繰り返していました。
ちょっと古そうな車種でしたし、「もう要らない車を貸してくれ」とでも頼んだのだろうか、とも思ってしまいましたが、大丈夫だったのでしょうか?