釣りにゃんだろう

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魚が釣れたからって、人生が救われるわけではないが…

釣り人というものは、魚が釣れればご機嫌で、それだけで毎日元気に過ごせてしまうものです。

でも、よくよく考えてみると、魚が釣れたからって、自分の人生は何一つ変わってはいないはずです。

魚が釣れたからって、給料が上がるわけでもありませんし、借金が減るわけでもありません。
何らかの人間関係の問題が解決するとか、死んだ家族が還ってくるなんてこともありません。

 

 

ご機嫌になったところで、自分の人生は1ミリも変わっておらず、いつもと変わらない日常は続くわけです。

こういった現実を考えてしまうと、魚を釣ってご機嫌になっても空喜びみたいなだけで虚しくなってくる気もしますが、それでも良いのではないかと私は思います。

世の中には、1日1日を元気に生きていくだけでも大変な人が沢山います。
そういった人が、釣りをして魚を釣り上げ、少なくとも今日1日は良い日だったと思えて前向きに過ごせるのなら、それだけで充分ではないでしょうか。

 

 

釣りは、人生を救ってはくれないかもしれませんが、なんとか1日くらいは弱った人間を救ってくれる力があると思います。

これは、たった一匹の魚がくれる力としては、充分過ぎるものでしょう。

このようなことを考えてみれば、釣り人は魚に生かされているとも言えるかもしれませんし、釣りをする時は、最大限に魚に感謝しなくてはいけないでしょうね。