釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

釣りのルールを守らないと、規則が厳しくなっても緩くなることはない。

故西山徹さんの「海のルアーフィッシング」という古い本には、海外の釣りのことも載っていて、なかなか面白いです。
ターポン、ボーンフィッシュ、ストライプドバス、各種サーモンの当時の釣り事情や、ルアーやフライでの釣り方が書いてあり、世界の釣りの幅広さを教えてくれます。
この本が出版された頃は、海外の釣り事情は今ほど簡単に知ることはできなかったはずですから、読者には刺激的だったことでしょうね。

 

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そんな海外の釣りのサーモンフィッシングの章に、日本での鮭釣りは様々な規制があるから、これを読んでむやみに真似をしたりしないでくださいというようなことが書いてあります。
そして、「違反を犯すと、規則が強くなっても、弱くなることはないと思われるからです」とも書いてあります。

これは、鮭釣りをする人に限らず全ての釣り人が知っておくべき、なかなか素晴らしい言葉だと思いました。

 

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釣り人の中には、法律やルールを無視して釣りをするような人が結構います。
釣りをしてはいけない場所で釣りをしたり、釣りをしてはいけない時期に釣りをしたり、釣ってはいけない魚を釣ったり、持って帰ってよい魚のサイズや数を守らなかったり。

そういった人がいればいるだけ、「規制が厳しくなっても、緩くなることは決してない」のですから、釣り人は自分で首を絞めているようなものでしょう。

 

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ルールを守らないような人は、「いくら規制が厳しくなっても、またそれも破るからいいもんねー」と思っているかもしれませんが、あまりに厳しくなったら、何度も逮捕されたり罰金をとられたり釣具を没収されたりして、もう釣りどころではなくなるかもしれませんよ。

このように、ルールを守って釣りをしなければ、それだけ釣りは不自由になる可能性が高くなることを、釣り人はもっとしっかりと理解しておくべきだと思います。
もっとも、それを理解するだけの頭が無いから、ルールも守れないのかもしれませんがね…