釣りにゃんだろう

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釣りは被災生活。

大きな地震なんかが起きると、家が壊れたりして、被災生活とか避難生活といったものを強いられる人が沢山出てしまいますが、あれってよく考えてみると、やっていることは釣りとかキャンプとかによく似ていますよね。

水やトイレや食事や寝る場所に制限がある中で、テントや車で暮らすということは、キャンプや釣りをして旅をしている人なんかの生活にそっくりです。

私は、何週間も釣りをして車中泊をしている最中に、結構大きな地震にあったことがありますが、その生活にはほとんど変化がありませんでした

 

 

停電が起きたって、そもそも電気は使っていませんし、使っている道具は電池やカセットガスで動いていますし、それらの予備もあります。

お店が閉まっていたって、水も食糧も一週間分くらいはいつでも車に積んでいますし、もしそれが尽きても魚を焼いて食べて湧き水でも飲めば良いだけです。

せいぜい、ガソリンを消費しないように、あまり動くのは止めるのと、風呂の変わりに川で水を浴びるくらいしか、生活を変える必要はなく、毎日楽しく釣りを続けられたものでした。

避難所みたいな場所に行くと、なんとタダでご飯がもらえるようでしたから、ちょっと羨ましくもありましたが、困ってもいないのに人に頼るのは止めておこうかと我慢したものです。

 

 

こんなふうに、釣りをしていると普段から被災したようなものなのですよね。
違いがあるとすれば、本人がそれを望んでいるか、望んでいないかという点くらいであり、釣り人は普段から、世の中では不便だとされる生活に慣れているのです。

ですから、災害に遭った時も、釣り人は結構楽だと思います。
普段から不便な暮らしには馴れているのですし、そのままのことをすれば良いだけなのですから。

 

 

日本に住んでいれば、どこでも大地震や津波や洪水の被害に遭う可能性があるでしょうし、それに備えるという意味で不便な釣りとかキャンプの生活をしておくことは、悪くないのではないでしょうか。

そうすれば、家がぶっ壊れても流されても、少しは心に余裕を持って暮らせると思います。