フライフィッシングで魚を釣りランディングすると、ラインがリールからいくらが出て垂れた状態になることがほとんどです。
この後に、魚とタックルと並べて写真を撮る時に、きっちりとリールにラインを巻きとってから撮る人と、ラインがいくらか散らかった状態で撮る人がいると思います。
私は、どちらかというとラインは多少散らかっていた方が良いと思う派ですね。
あまりにラインがリールから出まくっていて、ぐちゃぐちゃに絡まっているのはどうかと思いますが、ラインを完全に巻きとりピンと張っているような状態は、不自然で美しくないと思います。
多少はラインが広がって、水流になびいているくらいの方が、自然で美しいのではないでしょうか。
もし画家の人が、このような構図の絵を描くとしたら、ピンピンにラインが巻かれた状態には描かないと、私は思います。
ラインが自然に曲がり、柔らかい質感が伝わるような絵を描くはずだと思いませんか。
釣れた魚の写真を撮る時には、あまりにきっちりタックルを整えてしまうと、不自然で嘘くさい写真になってしまいますから、適度に乱れている必要があるのではないでしょうか。
ピンと張るまで、きっちりラインを巻いてしまうような人は、美的センスが無いんじゃないかと思ってしまいます。