釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

脱サラして釣り具屋を開いたら人生終わった。

私は、昔ガンプラと呼ばれるバンダイのガンダムのプラモデルを作るのが趣味だったので、今でも時々古いガンプラのレビューをする動画をYouTubeで見ては、「こういうのあったなぁ」などと懐かしんだりしています。

そういった動画の中で、「バブルの頃などに脱サラして趣味を生かそうと模型店を開いちゃった人などが、現在はジリ貧になっている」とネタ的に紹介されていたのですが、私は「これって釣りの世界にも当てはまるよな」と思ってしまいました。

 

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日本では90年代に、かなりの規模の釣りブームがありました。
特に爆発的に人気が出たのが、バスフィッシングとフライフィッシングでしょう。
その勢いに乗ったのか、当時はバスやフライのプロショップと呼ばれる小さなお店が乱立していたものです。

ああいったものは、おそらくそれまでサラリーマンなどの他の仕事をしていた人が、近頃人気があるし趣味を仕事にできそうだと、一念発起して始めてしまったものが多いのではないでしょうか。

また、お店以外にも釣り人が泊まるペンションみたいなものを始めた人も多かったみたいです。
それから、ちょっとしたルアーなどの会社を始めてしまった人もいたかもしれません。

 

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時は流れて、どうなったでしょうか。
現在ではそういったものの大半が存在していません。
簡単な言葉で言えば、ほとんど潰れてしまったのでしょう。

ブームが終わり釣り人が減り、さらに釣り具がネットで安く買えるようになってしまったとなれば、釣り関係の商売が上手くいかなくなるのは当然のことで、生き残れたところは僅かだったのでしょう。

このことは、やはりちょっと波が来ているからと言って、趣味を仕事にしようとすると大変なことになるということを教えてくれていると思います。
そういったことをやるにしても、波が引き出したら、さっと撤収する引き際が肝心だったのではないでしょうか。

現在、日本の釣り業界の波は、昨年くらいにちょっとは来たらしいものの、基本的には引き続けていっています。
釣り関係のお店や会社の倒産は、まだまだ続いていくのではないでしょうか。