ロッドを折ってしまう瞬間は、車のドアに挟んでしまうとか、車に立て掛けておいたロッドが倒れて踏んでしまうとか、釣りの準備や片付けの段階であることが多いです。
しかし、このような悲劇は、ちょっと気を使うだけで減らすことができるはずです。
まず、釣りの準備をする時ですが、この時にはとにかくロッドを準備するのを最後にするべきでしょう。
ウェーダーを穿いたり、ジャケットを着るといった着替えを先に済まし、後は釣り場に向かうだけという状態になってから最後にロッドを取り出したり、繋いだり、ラインをガイドに通し、車のドアを気をつけて閉めて出発するのです。
こうすることで、車の周りにロッドが置かれている時間を最小限にできますし、着替えなどの準備の段階でバタバタとドアを明け閉めしても、挟んでしまう危険がなくなります。
これが、先にロッドを準備したり、着替えの途中にロッドを取り出したりすると、ロッドを車の周りに置かなくてはならなくなりますから、それだけ危険は増えるはずです。
釣りを終えて片付ける時には、今度は逆に一番最初にロッドを片付けるべきでしょう。
着替えたり、バッグやネットを身体から外す前に、とにかくロッドだけはケースに仕舞うか、車内のホルダーなんかに掛けてしまうのです。
こうすることで、また不用意にロッドをドアに挟んだり踏む可能性は減りますから、ロッドを折る確率はぐんと低くなるはずです。
このように、釣りの準備や片付けをする時には、とにかくロッドが車の周りに置かれる時間を短くするべきでしょう。
このことを気をつけるだけで、ロッドを折ってしまう事故はかなり減らせるはずです。