近頃、釣りが禁止の漁港が増加気味なのだそうです。
もともと釣り人がゴミを捨てたり作業の邪魔をするため、釣り人の存在を快く思っていなかったような場所が、昨今の状況で「人が集まるのを防ぐため」という理由も手に入れたために、ここぞとばかりに釣り禁止にしているそうです。
釣りを楽しみにしていた人々にとっては、残念なことかもしれませんが、ちょっと考えてみれば、こんなに当たり前な話はないでしょう。
まず、そもそも漁港は釣りをするための場所ではありません。
漁業関係者や港湾関係者が仕事をするための場所です。
会社で言ったら社屋みたいなものでしょう。
あなたの会社に知らない人が朝から晩までひっきりなしに勝手に入ってきて、釣り竿を振り回していたらどう思いますか?
嬉しいことだと思う人は、まずいないはずです。
釣りができる漁港というものは、これだけの非常識な行為を許してもらっているということなのです。
ですから、釣り人は、汚さない・邪魔をしない・騒がないなどの最低限のマナーは守って釣りをするべきでしょう。
ところが、釣り人の中にはその最低限のマナーさえ守れない人が沢山います。
はっきり言って、マナーを守って真面目に釣りをする人よりも守らない人の方が多いくらいかもしれません。
こんな状況なのですから、漁港が釣り禁止にされるのは当然の話なのではないでしょうか。
私が港の所有者だったら、絶対に釣りなんて許可したくありません。
それくらい釣り人というものは、著しく民度が低い集団です。
この調子でいけば、海で岸から気軽に釣りをする場所がどんどん減っていき、もうそう簡単には釣りを楽しむことができなくなる日も近いかもしれません。
そうなっても釣り人の自業自得でしかないわけです。
そうなる前に気づけば良いのかもしれませんが、それほど釣り人が利口な生き物だとは、私はとてもで思えないのですが…