釣り人というと、かなりの確率でサングラスをかけているイメージがあります。
釣り用の偏光サングラスは、ファッション用の物とは違い、ダサい形をしていることが多いので、釣りという趣味のダサいイメージを助長していると思います。
そんな偏光サングラスは、ダサくなる思いをしてでも、釣りをする時はかけなくてはならないものなのでしょうか?
釣り人が、偏光サングラスをかける理由。
釣り人がサングラスをかけているのには、いくつかの理由があると思います。
まず、偏光グラスをかけると水中が見やすくなるからという理由があるでしょう。
高級なレンズは見え方が違うなどと言われていますが、ダイソーの偏光サングラスのようなものでも、十分に水中の様子や魚が見えるほど、偏光レンズをかけるとかけないとでは見え方が違います。
しかし、必ずしも魚が見えるから釣れるというわけでもないでしょう。
一部の釣りを除いては、釣りは魚を眼で見て探すわけではないからです。
ほとんどの釣りは、魚が見えようが見えまいが、魚を居そうな場所を予想して狙って釣りをするわけで、魚が見えたからと言って、そこまで釣果に差はでないかもしれません。
もう一つ、釣り人がサングラスをかける理由として、目の保護のためということがあります。
サングラスをかけていると、紫外線や釣り針などの危険な物から目を守ることができます。
特に釣り針は危険なもので、目に刺さってしまったら、一発で失明してしまいそうなものです。
ですから、釣りに慣れていない初心者や子供は、眼鏡かサングラスをかけるべきだと思います。
私も、下手くそなフライフィッシングをして釣り針を振り回す時は、サングラスをかけるようにしています。
このような理由から、釣り人はサングラスをかけるわけですが、眼の保護という観点からはかけた方が良いでしょう。
しかし、釣果アップを狙うのなら、ごく一部の釣りを除いては、ほとんど意味がないと思います。
私は、以前は写真を撮るのに邪魔であり、自然に景色の色が見えなくなるのが嫌でしたので、ほとんど釣りの場面でサングラスをかけることがありませんでした。
しかし、一度かけ始めると水中が見えた方が良い気がしてしまい、最近はかなりの確率で偏光サングラスをかけて釣りをしています。
それで、以前より魚が釣れるようになったかというと、全くそんなことはありません。
それどころか、視覚からの情報に頼るようになったからか、ちょっと釣りが下手になったような気もします。
このように、釣りにおいて偏光サングラスというものは、必ずしも必要なものではないと思います。
あれば便利ではありますが、なくても何とかなります。
眼を保護するためだけだったら、眼鏡や偏光レンズではないサングラスでも良いわけで、魚を目視して見つけて狙うような釣りをするのでなければ、わざわざ高価な釣り用のサングラスを買う必要はないでしょう。