最近は、危険だからと公園から古い遊具が撤去されまくっています。
確かに、私が子供の頃の公園には、遊び方によっては、とんでもない勢いで吹き飛ばされたり、落ちたり、挟まれたりするようなものが普通にありました。
実際に、骨折したり大怪我をする人もいましたし、たまには死者が出たニュースも聞いたものでした。
こんなに危険なものだらけだったのですから、撤去しようという動きが出てくるのも当然かもしれませんが、それで本当に安全だと言えるのでしょうか。

昔の子供達は、このような危険なもので遊び、恐い思いをして、「どうしたら危ないのか」という危機察知能力を身につけていたはずです。
そして、自分達で判断して、死なない程度に遊んでいたのです。
その過程で、多少は犠牲者が出ていたかもしれませんが、そもそもが「危機察知能力が無い個体は、大人になるまで育たない」というのは、生き物の鉄則ではないでしょうか。
犠牲者が出るのは悲しいことですが、ある意味自然なことだったのかもしれません。
身近に遊具のような適度な危険がなくなってしまった今の時代の子供達は、どこで危機察知能力を身につけるのでしょうか。

身をもって危険を知らなければ、危険に気づくこともできません。
近頃は、非常に危険な自転車の乗り方をする若者が増えていますが、危険を知らずに育ったから、ああいった行動をとるようになったのではないでしょうか。
釣りなんかも、遊具と同じかそれ以上に危険なものです。
毎日のように日本のどこかで、釣りをしていて死ぬ人が出ているのですから。
それじゃあ、子供に釣りをさせるのはやめましょうとしてしまったら、これまた子供が危険を知る機会を奪うことになるでしょう。

安全に配慮する必要はあるでしょうが、子供は釣りなどをして、ちょっとくらいおっかない経験をしておかないと、危機察知能力のないアホな大人になってしまうでのではなでしょうか。
まあ、近頃はすでに子供を遊ばせる大人側が、何が危険かを知らない世代になっていますから、程よい危険な遊ばせ方が分からなくなっていて、ちょっと難しい話かもしれませんが。