暑くなってくると、朝と夕方の涼しい時間は本流で釣りをして、日中は支流や標高の高い渓流で釣りをするという、二兎を追う釣行が可能になってきます。
この作戦は、成功すれば最高の充実感を得られることができます。
朝から本流で大きな魚を釣り、昼間は渓流で綺麗な魚を釣り、夕方にはさらに大きな魚を釣る。
一度の釣行で、三回釣りに行ったようなものなのですから、「もう今月は釣りをしなくてもいいんじゃね?」というくらい満足することも可能でしょう。

ただ、それは上手くいった時の話であり、何も魚が釣れなかった時は、バタバタと移動を繰り返した疲労感だけが残り、ガソリンが無駄になるだけかもしれません。
ですから、失敗することを考えたら、昼間は温泉にでも入って、冷房の効いた施設で昼寝をする方が有意義かもしれませんね。
まあ、何事もリスクを侵さないことには、大きな成功は掴めないですから、移動を繰り返す釣りをするべきかはどうかは、釣り人のやる気次第といったところでしょうか。

こういった、「朝夕本流、昼間は渓流」の釣りができる場所の中でも、最強の川は北海道の天塩川でしょう。
朝は本流でイトウを釣り、昼間は支流でヤマメ釣り、夕方は本流のやや上流でニジマス釣り、というように一日で三種類の釣りを、一つの水系ですることが可能です。
しかも、イトウとニジマスに関しては、世界的に見ても良い魚とされるようなサイズが釣れるレベルなのですから、こんな川は滅多にないのではないでしょうか。

まあ、それが本当に釣れるかどうかという大きな問題はあるわけですが、どうせ移動を繰り返して、とことん一日釣りをするのだったら、これくらい大きな可能性のある川が良いでしょう。